月別アーカイブ: 2014年8月

兵庫県の農業高校で地鶏復活プロジェクト

 

 

 

兵庫県の農業高校で地鶏復活プロジェクト

    兵庫県立播磨農業高校が9月から、兵庫県の地鶏「ひょうご味どり」復活プロジェクトをスタートさせる。地元の醤油メーカーの依頼を受けて、プロジェクトの発足となった。というのも、以前は廃棄していた醤油かすのリサイクル法として、これを飼料とした地鶏育成が注目され出したためだ。研究の結果、この醤油かすを地鶏の飼料に加える加えることで、トリの成長が促進されることが分かってきたのだという。果たして、高校のプロジェクトが郷土の地鶏復活に一役買うことができるのか注目される。

海藻のアマモ移植で大阪湾南部の「里海」再生へ

海藻のアマモ移植で大阪湾南部の「里海」再生へ

水質の浄化作用があり、魚介類のすみかとなる海藻のアマモを大阪湾に移植する活動をボランティア団体「大阪海さくら」が進めている。多くの生き物が暮らす「里海」の再生が狙い。移植活動は、アマモの種を苗まで育ててくれる人を毎年秋に募集し、育成キットを配布。地元のダイバーらと協力し、3、4月ごろに大阪湾南部の浅瀬に植える。今年は約200株を移植。葉を魚にかじられながらも、しっかり根付いている様子が確認されたという。

このPRイベントが9月7日、「せんなん里海公園」で開催される。カニや海浜植物の観察会、シュノーケル教室などの無料イベントのほか、ミュージシャンのリクオさんや中川敬さんらが出演するコンサート(前売り3000円)も開かれる。

農業高校が地鶏復活プロジェクトをスタート

農業高校が地鶏復活プロジェクトをスタート

兵庫県立播磨農業高校が8月29日、9月から正式に活動をスタートさせる地鶏復活プロジェクトの、いわばプレ紹介イベントを大阪市北区で行った。トリの解体ショーや、ローストチキンの試食も用意。地鶏復活への思いを新たにした。

同校は9月から、大阪で地鶏普及を進める「トリ風土研究会」と連携して、兵庫県の地鶏「ひょうご味どり」を復活するプロジェクトを始める。地元のしょうゆメーカーの依頼を受けて、以前は廃棄していたしょうゆかすを飼料に加えることで、トリの成長を促進させる研究を続け、成果が評価されているという。

京都市、インド・バラナシ市と提携 確認書交わす

京都市、インド・バラナシ市と提携 確認書交わす

京都市の門川大作市長とワドゥワ・駐日インド大使が8月30日、京都迎賓館で京都市とインド北部の歴史都市・バラナシ市のパートナーシティ提携の意向確認書交わした。安倍晋三首相とインドのモディ首相も立ち会った。2015年、正式に協定を締結し、文化、芸術、歴史遺産保全など特定分野の交流を民間主体で進める。バラナシ市は、ガンジス川沿いにあるヒンズー教の聖地で、人口は約120万人。

ASEAN各国と知的財産分野で協力強化 特許庁

ASEAN各国と知的財産分野で協力強化  特許庁

経済産業省・特許庁は8月28日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国との知的財産分野における協力を強化すると発表した。ミャンマー知的財産庁設立に対する支援などに取り組む。マレーシア特許庁とは特許審査の迅速化に向けた協力の枠組み「特許審査ハイウェイ(PPH)制度を10月から試行することで合意した。フィリピン、シンガポール。インドネシア3か国それぞれの知的財産庁とも人材育成や模倣品対策、IT分野の特許審査に関するノウハウの習得を日本が支援するなどの協力関係を築く。

「俺の」海外進出 15年1月香港に和食店

「俺の」海外進出   15年1月香港に和食店

立ち食いレストラン「俺のイタリアン」など、様々な業態でユニークなネーミングの「俺の○○○○○」を展開する俺の(東京都中央区)が海外に進出する。2015年1月に、中国企業と設立した合弁会社を通じ、香港に和食店を開く。その後は順次、香港で多店舗展開する。2015年夏以降には米ニューヨークにも直営店を設ける予定。また、香港の中心部に「俺の割烹(かっぽう)」を開業する。

平城京「光と灯りのアートフェスタ」天平の世を幻想的に

 

平城京「光と灯りのアートフェスタ」天平の世を幻想的に

奈良市の平城宮跡で、「平城京天平祭☆夏2014」が8月29日始まった。「光と灯りのアートフェスタ」をコンセプトに午後6時半~9時、かつての宮廷を幻想的に彩る。31日まで行われる。入場無料。広場をカップ入りのろうそく約1万個で照らす「燈花会」や電飾付き衣装を着て練り歩く「天平行列」のほか、朱雀門に極彩色のアートを投影するなど趣向を凝らす。

シルクロード沿いのアジアや中東の各国料理を屋台で販売する。会場は奈良時代、政治や国際交流の舞台として輝いた一帯。夏の最後の思い出に、歴史のロマンに暫し、浸ってみるのも一考か。

 

100万個のLEDで「光の遊園地」を演出 ひらかたパーク

100万個のLEDで「光の遊園地」を演出   ひらかたパーク

ひらかたパーク(大阪府枚方市)は8月28日、約100万個の発光ダイオード(LED)電球を使ったイルミネーションイベント「光の遊園地」を11月15日に始めると発表した。大阪府内のイルミネーションでは最大級の規模になるという。

園内の7カ所に大型のイルミネーションを設け、約10㍍の高さのクリスマスツリーを建てたり、約20万個の電球で風にたなびく草原を表現したりする予定。

ソフトバンクが農業支援 最適な生育環境を設定

ソフトバンクが農業支援   最適な生育環境を設定

ソフトバンクは2015年春にも農業支援に乗り出す。温度や日射量などを計測するセンサーと通信機能を持つ装置を農地に設置する。集めたデータをグラフ化し、農業がスマートフォンやタブレット端末で常に確認できるようにした。大学の研究機関などと組んで作物や産地ごとに最適な生育環境を設定。経験の浅い農家でも品質を確保できるようにした。

同社が提供するシステム「e-カカシ」は日立製作所と共同開発した。同システムはレンタルで提供する予定。

牛肉産地7年虚偽表示 万野畜産が阪神、近鉄に

牛肉産地7年虚偽表示  万野畜産が阪神、近鉄に

農林水産省は8月29日、贈答用に牛肉商品の産地を虚偽表示して、関西の阪神百貨店や近鉄百貨店などに販売したとして食肉加工販売「万野畜産」(大阪府守口市)に日本農林規格(JAS)法に基づく是正を指示した。各百貨店は虚偽表示のまま中元・歳暮用として2007年ごろから消費者に販売していた。虚偽表示は近畿農政局+の立ち入り検査で発覚した。

農水省の調査によると、万野畜産は岐阜県以外の35都道県産の牛肉を使った122商品を「岐阜県産」と表示し、銘柄名を「飛騨牛」として販売。別の商品では三重県以外の35都道県産を使っていたのに、「三重県産」と表示していた。

阪神百貨店では梅田本店と支店3店で07年から13年までの中元・歳暮用のカタログに掲載していた。近鉄百貨店では和歌山店(和歌山市)で07年度から14年度に販売した贈答用品に、虚偽表示の牛肉が紛れ込んでいた可能性があると公表した。