月別アーカイブ: 2016年1月

大阪・住吉祭に修理終え75年ぶり大神輿復活、巡行へ

大阪・住吉祭に修理終え75年ぶり大神輿復活、巡行へ

大阪三大祭の一つ、住吉祭で男たちに担がれ大和川を渡る大神輿(みこし)が1月28日、胴体部の修理を終えて、住吉大社(大阪市住吉区)に帰ってきた。
この大神輿、130年以上前につくられたもので、老朽化が進み、2年半前から富山県の工房で宮大工らの手で修理されていた。今後、必要な装飾を施され、8月1日には70年以上途絶えていたこの大神輿での巡行が復活する。
大神輿は高さ約3㍍、全長約5㍍。重さは約2.6㌧といわれる。また、2月からの装飾作業で、神輿のてっぺんに金色の鳳凰が飾られる。

大阪桐蔭など近畿から7校 センバツ出場32校決まる

大阪桐蔭など近畿から7校 センバツ出場32校決まる

第88回選抜高校野球大会(3月20~12日間、甲子園球場)の選考委員会が1月29日、大阪市内で行われ、近畿勢7校を含め出場32校が決まった。
大阪からは大阪桐蔭が2年連続8度目、兵庫から春夏通じ初出場となる明石商が選ばれたほか、21世紀枠で同じように春夏通じ初出場となる長田が選出された。京都からは4年連続40度目という古豪、龍谷大平安、滋賀からは選抜初出場の滋賀学園、奈良からは2年ぶりの10度目の智弁学園、和歌山からは11年ぶり5度目の市和歌山がそれぞれ選ばれた。

15年ワイン輸入量 チリ産が王者フランス産上回り1位に

15年ワイン輸入量 チリ産が王者フランス産上回り1位に

財務省の貿易統計によると、2015年のボトルワイン(スパークリングを除く)の輸入量のうち、チリ産は前年比18%増の5万1593㌔㍑となった。これに対しフランス産は前年比3%減の5万1519㌔㍑にとどまり、わずかにチリ産がフランス産を上回った。
チリ産が伸びたのは2007年に発効した日本とチリの経済連携協定(EPA)により、関税が段階的に引き下げられ、1000円以下の安い価格でも本格的な味わいが楽しめるようになり人気を集めているもの。
こうした状況を裏付けるように、チリ産ワイン輸入量はこの10年で6倍超に増え、2013年にイタリア産を抜いて2位に進出、長年の王者フランス産に迫っていた。

阪堺電車「住吉公園」駅、103年の歴史に幕

阪堺電車「住吉公園」駅、103年の歴史に幕

大阪唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道(阪堺電車)の上町線、住吉~住吉公園間の軌道事業廃止に伴い1月30日朝、「住吉公園」駅発着の運行が終了し、103年の歴史に幕を下ろした。
1913(大正2)年に開業した同駅は、2014年のダイヤ改正で天王寺駅前~住吉公園間(約200㍍)の運行のほとんどを天王寺駅前~我孫子道間に変更したことで、朝7・8時台(平日上下5本・土休日4本)のみの運行となり、平日の終電が8時24分発で日本一早い終電の早い駅となった。
廃止後は我孫子道発着に変更し、隣接する「住吉鳥居前」駅を利用することで輸送量は保たれる。

郵船ロジスティクス 西武のカンボジア野球振興支援

郵船ロジスティクス 西武のカンボジア野球振興支援

郵船ロジスティクス(東京都中央区)は、埼玉西武ライオンズが実施する「カンボジアのこどもたちへ野球用具を寄付しよう!」プロジェクト支援の一環で、カンボジアに野球用具を無償輸送した。
西武ライオンズは野球振興のため海外へ野球用具を寄付するプロジェクトを2013年から実施している。3回目となった今回、ファンや選手から寄付されたバット、グローブ、ヘルメット、キャッチャー道具、運動靴などの野球用具と、同球団が寄付したボールの合計6357点が集まった。
2016年1月にカンボジアで輸入通関を行い、同月24日にカンボジア野球協会に配送した。

JICA 日タイ技術協力プロジェクトで実施合意文書

JICA 日タイ技術協力プロジェクトで実施合意文書

国際協力機構(JICA)は1月27日、タイ政府との間で技術協力プロジェクト「グローバルヘルスとユニバーサルカバレッジ(UHC)のためのパートナーシッププロジェクト」に関する実施合意文書(Record of Discussin:R/D)に署名した。この事業は日本とタイとの協働により、今後4年間にわたり、ASEAN域内のみならず、アジア・アフリカを含む世界におけるUHCの推進に貢献するもの。
今回の日・タイの合意により、日本の50年以上に及ぶ医療保険制度運営や高齢者医療の経験に基づき、タイ関係者の日本への招へいや、経験を有する日本の専門医の現地派遣を通じて、タイへの技術協力を行う。
UHCとは、「すべての人が適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる」ことを指す。

ミラノ万博で人気のモスバーガー 国内で期間限定販売

ミラノ万博で人気のモスバーガー 国内で期間限定販売

モスフードサービスは「モスライスバーガー とりの照り焼き」を、全国のモスバーガーで2月9日から3月下旬までの期間限定で販売する。2015年のミラノ万博で限定販売したところ好評だったため、国内でも販売することにした。増え続ける訪日外国人客の需要取り込みも狙う。価格は税込み400円。

大阪は年間41億円で過去最悪 15年特殊詐欺被害

大阪は年間41億円で過去最悪 15年特殊詐欺被害

警察庁によると、2015年の全国の振り込め詐欺はじめ特殊詐欺の認知件数は1万3828件で、被害額は476億8000万円と前年比約89億円減少した。
こうした中で、全体と異なった結果を示したのが大阪府の動向だった。大阪府の特殊詐欺の認知件数は1170件、被害額は約41億4000万円で、ともに過去最悪となり、兵庫県や京都府でも認知件数が前年より増加した。大阪では高齢の助成が名義貸しトラブルの解決金名目で2億円を超える現金をだまし取られる事件が2件あった。

開館12日目で来場者1万人突破 真田丸大河ドラマ館

開館12日目で来場者1万人突破 真田丸大河ドラマ館

戦国武将、真田信繁(幸村)が主人公のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせてオープンした「信州上田真田丸大河ドラマ館」(上田市)が1月28日、開館12日目にして来場者数1万人を突破した。真田家ゆかりの同市と長野市は観光地を整備してイベントを企画するなど誘客に力を注いでおり、上々の滑り出しとなった。
同館はドラマで使われた着物や小道具を展示し、「信繁の生きた時代」や「上田城と真田家の家族」など4つのゾーンに分けて真田丸の世界を体感してもらうのが”売り”だ。見学通路は城下町の街並みを再現した。展示面積は650平方㍍で、過去の大河ドラマ館を含めて最大級といわれる。同館では目標来場者数50万人を見込んでいる。

バター不足 16年度も続く 業界団体が需給見通し

バター不足 16年度も続く 業界団体が需給見通し

酪農・乳業の業界団体「Jミルク」は1月27日、2016年度もバターの供給が需要を下回り、バター不足の状況が続くとの見通しを発表した。
原料となる生乳(搾ったままの牛乳)の生産量が前年度に比べ0.6%少ない約737万㌧となるため、近年品薄が続いている国産バターの生産量も0.7%少ない約6万6700㌧にとどまると予想。これに対し、見込まれる需要は前年度並みの約7万4800㌧で、約8200㌧不足するとの試算だ。
農林水産省は5月にも追加の輸入が必要かどうか判断する。