月別アーカイブ: 2017年3月

日立 映像解析で即時の人物発見・追跡技術を開発

日立 映像解析で即時の人物発見・追跡技術を開発

日立製作所は、AI(人工知能)を活用して性別や服の色、所持品など100項目以上の人物の特徴をリアルタイムに判別することで、探したい人物を即座に発見し、追跡可能な技術を開発した。犯罪捜査、防犯、見守りなど幅広い用途で活用が期待される。
この技術を使えば、不審者や迷子などに関する目撃情報を手掛かりに、大規模施設や街区あどの防犯カメラ映像から特徴に合致する人物を発見することが可能だ。さらに発見した人物の全身画像を解析することで、顔の映らない後ろ姿や遠方の画像からでも、広範囲に人物の足取りを把握できるという。

電通 エボラブル・アジア社とベトナムに新会社

電通 エボラブル・アジア社とベトナムに新会社

電通(本社:東京都港区)は、ベトナムのエボラブル・アジア社(本社:ホーチミン市)との共同出資により、同国に新会社「電通テクノキャンプ」を設立し、4月1日から営業を開始する。
新会社にの資本金は2億円で、出資比率は電通90%、エボラブル・アジア社10%。デジタルマーケティング領域の強化を目指す電通と、すでにベトナムでITオフショア開発のサービス事業を手掛け、さらなる業務拡大を目指すエボラブル・アジア社の構想が合致したことから、互いにノウハウとリソースを提供しあうJV(ジョイントベンチャー)を共同で設立することにした。

大和ハウス・フジタ ベトナムで超高層街区を開発

大和ハウス・フジタ ベトナムで超高層街区を開発

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)とフジタ(本社:東京都渋谷区)が、ベトナム・ハイフォン市で共同開発を進める超高層街区の開発プロジェクトの概要が決まった。
この「ウォーターフロントシティ」(仮称)プロジェクトは、両社が出資する中央合同会社の子会社「チュウオーベトナム」が行う、ホテルとロングステイホテルを建設する開発プロジェクト。施工はフジタが担う。2017年6月から造成工事に着工し、2020年に開業する予定。
ホテルの運営はオークラ ニッコーホテルマネジメントに委託。ロングステイホテルの運営は大和リビングマネジメントに委託する。各社の専門におけるノウハウを結集させ、日本企業進出に伴う日本人駐在員、出張者および観光客などの宿泊ニーズに対応する。
ホテル269室「ホテル ニッコー・ハイフォン」(仮称)、ロングステイホテル182室。敷地面積1万304平方㍍、延床面積3万9056平方㍍。鉄筋コンクリート造地上21階、地下1階。設計は浅井謙建築研究所。
ハイフォン市はホーチミン、ハノイに次ぐベトナム第3の都市。計画地はハイフォン中心部から車で約10分、カットビー国際空港やハロン-ハイフォン間高速道路のインターチェンジへも近い、経済発展が著しいエリア。

百舌鳥・古市4度目挑戦、佐渡鉱山も準備 世界遺産へ

百舌鳥・古市4度目挑戦、佐渡鉱山も準備 世界遺産へ

2019年の世界文化遺産登録を目指し、大阪府はじめ北海道、東北の自治体などが動き出している。
現在明らかになっているのは、「仁徳陵古墳をを含む百舌鳥・古市古墳群」(大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市)、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田3県)、「金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群」(新潟県)などだ。
このうち2013年から国内候補を3度落選し、今回4度目の挑戦になるのが大阪府の百舌鳥・古市古墳群だ。大阪府と堺、羽曳野、藤井寺3市の登録推進本部会議が3月29日、大阪府庁で開かれ、文化庁に提出する推薦書原案を了承した。原案は約650ページ。国が英文でユネスコに提出する推薦書のベースになる。今回の原案では歴史的な価値をより丁寧に説明。保存状態が万全でない古墳10基を候補から除外し、構成資産を45件(49基)に見直した。

ネオキャリア ベトナム ダナンに子会社が新オフィス

ネオキャリア ベトナム ダナンに子会社が新オフィス

ネオキャリア(本社:東京都新宿区)の子会社ネオラボ(本社:東京都新宿区)は、ベトナムのダナンオフィスを新たに開設した。ダナンでは2拠点目のオフィス。
ネオラボは、ラボ型オフショア開発をメインに手掛けており、設立から約1年半で社員数が15人から200人に増えたのに伴い、新オフィスを開設した。

東京メトロ ベトナムで都市鉄道コンサルの現地法人

東京メトロ ベトナムで都市鉄道コンサルの現地法人

東京地下鉄(本社:東京都台東区、東京メトロ)は、ベトナム・ハノイ市に都市鉄道コンサルティングを行う現地法人「ベトナム東京メトロ 一人有限責任会社」を設立し、4月1日から営業を開始する。
資本金は425万米㌦(5億円相当)。これにより継続的な業務支援を通じ、ハノイ市を中心にベトナム全体の都市交通機能向上に貢献する。

LNG調達強化へ関西トレーディングシンガポール設立

LNG調達強化へ関西トレーディングシンガポール設立

関西電力は、液化天然ガス(LNG)の調達と販売強化のため、4月に新会社「関西トレーディングシンガポール」を設立する。新会社の資本金は最大30万シンガポールドル(約2600万円)で、関西電力が100%出資する。
現地で情報収集のためのネットワークを広げ、直接やり取りすることで、近年役割が大きくなっているスポット契約で、LNGの調達と販売の両面で、同社の電力やガスの競争力強化につなげていく。

ミャンマーに3/28学校が開校 イオンが学校建設支援

ミャンマーに3/28学校が開校 イオンが学校建設支援

公益財団法人イオンワンパーセントクラブは3月28日、ミャンマーで「学校建設支援事業」を通じて完成した学校の開校式を開催する。
この学校はヤンゴンの北「タイテー」地区に完成した「サーピュズ」校。同校は2016年4月にイオングループ店舗の協力のもと実施した「ミャンマー学校建設支援募金」を通じ、全国から寄せられた募金(689万2752円)と、同財団からの拠出金を合わせた寄付金により完成した。
日本の幼稚園児から小学生に相当する年齢の子供たち約180人が学ぶ予定。

メック 7億円投じタイ・アユタヤ県で新工場

メック 7億円投じタイ・アユタヤ県で新工場

電子基板や部品製造用薬品の開発などを手掛けるメック(兵庫県尼崎市)は、タイ中部のアユタヤ県のロジャナ工業団地に、6月に全額出資による製造・販売会社「メックタイランド」を設立。7億円を投じて工場を建設し、2018年7月をめどに稼働させる予定。
同社にとって東南アジア唯一の製造拠点の設置で、今後大きな市場拡大が見込まれる域内の需要の取り込みを狙う。

三菱商事 ミャンマーで合弁で病院運営会社設立

三菱商事 ミャンマーで合弁で病院運営会社設立

三菱商事は、ミャンマー在イー・シン・ホールディングス(以下、Yee Shin)およびキャピタル・ダイヤモンド・スター・グループ(以下、CDSG)との合弁により、新たに病院運営会社を設立のうえ、2020年をめどにヤンゴンで新たに総合病院を建設することで合意した。新会社への出資比率は三菱商事30%、Yee Shin/CDSGの両社合計で70%となる。
新会社は300床規模の総合病院を設立し、高度な医療サービスを提供する。ミャンマー国内で展開しているCDSGの多角的な事業のネットワークを活かし、病院はヤンゴン市内のキャピタル・シティ地区に建設する。Yee Shinはマンダレーで2つの総合病院を運営してきた経験から、病院運営ノウハウを提供する。