月別アーカイブ: 2017年4月

岐阜・高山祭 23の絢爛屋台勢揃い「総曳き揃え」巡行

岐阜・高山祭 23の絢爛屋台勢揃い「総曳き揃え」巡行

岐阜県高山市で4月29日、春12台と秋11台の高山祭の合わせて23の屋台が市中心部に勢揃いした。午前9時から屋台の「総曳き揃え」、午後6時過ぎから揺らめく提灯とともに「夜の屋台引き廻し」がそれぞれ行われ、大型連休初日、同地を訪れた観光客らは、絢爛豪華な屋台の巡行を楽しんだ。
これは昨年、高山祭の屋台行事を含む国内の「山・鉾・屋台行事」33件がユネスコ(国連教育科学文化機関)に無形文化遺産に登録されたことを記念した行事。23台の屋台が一堂に会するのは55年ぶりのことという。

TOTO タイに新工場 海外の生産体制強化

TOTO タイに新工場 海外の生産体制強化

TOTO(福岡県北九州市)はタイに衛生陶器を製造する新工場を建設すると発表した。5月に着工し、2019年4月に稼働する予定。投資額は約93億円。
便器や洗面器を中心に、年間約42万ピースの生産能力とする計画。TOTOタイランド敷地内に新たにTOTOタイランド第2工場(仮称)を建設する。建屋(延床面積)は約6万8000平方㍍。

西陣織織元7社がジャカルタの工芸展に初出展

西陣織織元7社がジャカルタの工芸展に初出展

京都・西陣織の織元7社でつくる団体「西陣織アンソロジー」が4月26日から、インドネシアの首都ジャカルタで開催中の工芸展に初めて出展し、注目を集めている。
京都の高級絹織物、西陣織を、一見場違いな赤道直下の国へ売り込めるのか-と考えがちだが、織元ではインドネシアの伝統衣装のバティックの派手な柄に類似点があり、富裕層に受け入れられるはず-と見込んでいる。

鴻池運輸G ミャンマー拠点初の倉庫と新会社本格稼働

鴻池運輸G ミャンマー拠点初の倉庫と新会社本格稼働

鴻池運輸のKONOIKE MYANMER CO.,LTD.(以下、KMC)がミャンマー・ティラワ経済特区(SEZ)内に建設を進めてきた自社倉庫がこのほど完成し、4月1日から本格稼働を開始した。新倉庫は敷地面積約1万6500平方㍍、延床面積約3300平方㍍。
KMCは同倉庫を保税機能と流通加工機能を備えた自社倉庫として活用しながら、ASEANでもとりわけ物流需要拡大が予想されるミャンマー⇔タイ間のクロスボーダー輸送や、ODA(政府開発援助)関連事業のエンジニアリング事業などに注力していく。

IHI マレーシアでEFB活用しバイオ燃料の商用を実証

IHI マレーシアでEFB活用しバイオ燃料の商用を実証

IHI(東京都江東区)はパーム由来の未利用バイオマスを原料とした、火力発電に適用可能なカーボンニュートラルのバイオマス燃料製造に関する商用実証に取り組むことを決めた。今後マレーシアで稼働中のテストプラントを商用実証水準に拡張する計画で、燃料サンプルの出荷を2017年度後半に開始する予定。
東南アジア、とくにマレーシアとインドネシアで広く生産されているパーム油の搾油過程で大量に発生するEFB(Empty Fruit Bunch:パームヤシの空果房)は腐敗しやすく、その大部分は未利用なままで廃棄されているのが現状だ。
IHIはこの未利用のバイオマス資源であるEFBの有効利用を促進するため、ボイラーメーカーとしての知見に基づき、微粉炭焚き石炭火力発電所や、CFBC(循環型常圧流動層)ボイラで使用可能なレベルまで改質し、安定した品質のカーボンニュートラルあ固体バイオマス燃料(以下、EFBペレット)に変換する手法を確立した。現在、マレーシア国内でEFBペレットを製造するテストプラントを稼働させている。

シングラ NhatHuyGroupとベトナムで販促支援で合弁

シングラ NhatHuyGropとベトナムで販促支援で合弁

グローバルマーケティング事業を展開するシングラ(東京都品川区)と、ベトナムで不動産、農業、水産、リゾート開発事業等を展開するNhatHuyGroup、ベトナムでレストラン経営、経営コンサルタント、輸入販売事業を展開するKYOSAKRA JAPAN Co.,Ltd.は共同出資により、ベトナムで販促・マーケティング活動を総合的に支援する新会社、DEMPA Co.,Ltd.を設立し、ホーチミン市を拠点として営業を開始した。
DEMPAは、ベトナム全土における小売店舗大小合わせて5000店舗の流通販売ネットワークを持ち、クライアントの商品に合わせて最適な販売場所の提供が可能という。

パナソニック 中国の車載用リチウム電池工場開所

パナソニック 中国の車載用リチウム電池工場開所

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは、中国遼寧省大連市に建設を進めている車載用リチウムイオン電池の新工場が竣工し、開所式を執り行った。
新工場の敷地面積は約17万平方㍍、建屋面積は約8万平方㍍。生産開始は2017年度を予定。
同工場は中国における同社初の車載電池セルの生産拠点となる。日本・アメリカ・中国での生産体制を構築することで、車載電池のグローバル競争力を一層強化していく。

国内最大の恐竜全身化石 北海道・むかわ町で確認

国内最大の恐竜全身化石 北海道・むかわ町で確認

北海道大学と北海道むかわ町立穂別博物館は4月27日、国内で最大となる恐竜の全身骨格化石を確認したと発表した。全身8㍍超と推定される白亜紀後期のハドロサウルス科恐竜で、新種の可能性もあるという。
全部の骨の半分以上が確認された「全身骨格」は、国内では福井県勝山市で発掘された白亜紀前期の獣脚類(肉食恐竜)「フクイベナートル」(全長約2.5㍍)に次いで2例目という。また白亜紀後期の、植物食恐竜の全身骨格は国内初としている。
2013年から北大と穂別博物館が共同で大規模な発掘調査を進めていた。

阪和興業 タイのSBPのウッドペレット供給で提携

阪和興業 タイのSBPのウッドペレット供給で提携

阪和興業は、タイの大手鉄鋼事業会社Siam Steel International社(以下、SSI)の関連会社、Siam Biomass Product社(以下、SBP)と日本や韓国の発電所向けにFSC認証済みウッドペレットや木質チップなどのバイオマス燃料の長期供給を行うために業務提携の覚書を締結した。
同社は日本のウッドペレットのマーケット需要が2020年以降約300万~500万MT/年に成長すると考え、SBPをキーサプライヤーとして、日本や韓国の発電所向けに長期契約締結を積極的に進めていく。

レンゴー インドネシア段ボールメーカーの株式取得

レンゴー  インドネシア段ボールメーカーの株式取得

レンゴー(大阪市北区)のタイ合弁会社、タイ・コンテナーズ・グループ(以下、TCG社)はこのほど、インドネシア・ジャカルタ東部の段ボールメーカー、インドコル・パッケージング・チカラン(旧社名:スマーフィット・コンテナー・インドネシア)の株式80%を取得した。
今回の株式取得により、レンゴーのインドネシアにおける供給体制は7工場となる。