トヨタが自動車産業の人材育成支援強化 対象SMK拡大

トヨタが自動車産業の人材育成支援強化 対象SMK拡大
 トヨタ自動車は、インドネシアで自動車産業の人材育成の支援プログラムを強化する。国内自動車市場の伸びに伴い、生産や保守サービスに従事する技術人材の育成が急務となっているため、技術支援プログラム「T-TEP」の対象校、すなわち機械設備などの提供先となる職業高校(SMK)を、昨年末時点の57校から今年は62校に広げる。
 2月18日には西ジャワ州ボゴール・チビノン1校の支援で教育文化省と契約を交わし、設備を引き渡した。同校にはこれまで、教科書など教材を提供していた。今回は練習用の車両を含む設備を納めた。NNAが報じた。
 教育文化省中等教育局のアミン技術・職業教育担当部長によると、インドネシアにはSMKが2000校ある。トヨタをはじめとする日系メーカー各社が支援事業に協力的なため、校内の指導環境が整ってきているという。