インドネシア人135人受験し13人合格 看護師国家試験

インドネシア人135人受験し13人合格 看護師国家試験
 日本の第103回看護師国家試験の合格者が3月25日発表された。今回は、日本・インドネシアのEPA(経済連携協定)に基づき来日し受験したインドネシア人看護師候補者135人のうち、13人が合格した。今回も合格率は9.6%と伸び悩んだ。この結果、日本の看護師国家試験のインドネシア人合格者は累計で84人となった。また今回、フィリピンからEPAに基づき来日し、受験した看護師候補者145人のうち、合格者は16人だった。
 EPAに基づく看護師受け入れ事業事業を支援する国際厚生事業団の担当者は、日本語での医療専門用語の理解は難しく、「候補者に対する弱点分野を支援し、効果的な対策を講じる」としている。
 2008年から始まったEPAに基づく看護師・介護福祉士派遣事業で、日本側は13年までにインドネシアから440人の看護師候補者と、609人の介護福祉士候補者を受け入れた。その結果、介護福祉士の合格者は121人。14年は看護師候補者44人、介護福祉士候補者147人が訪日する予定だ。