角膜細胞の培養→移植で視力改善 京都府立医科大

角膜細胞の培養→移植で視力改善 京都府立医科大

京都府立医科大学などのグループは角膜の再生医療に成功した。これは提供された角膜の細胞を人工的に増やして、角膜が白く濁る重い目の病気の患者に移植し、視力を改善させることに成功したもの。
グループでは今後新たな治療法として国の承認を得たいとしている。同グループが3月15日発行の米国の医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表した。
「水疱性角膜症」は目の角膜が白く濁って視力が低下する病気で、国内におよそ1万人いるとされている。現在の治療法としては、亡くなった人から提供された角膜を移植するしかなく、角膜が圧倒的に不足している。
今回グループは11人の患者で臨床研究を行い、2年間経過を調べたところ、全員で角膜が透明になって視力が改善し、中には0.03だった視力が2年後に1.0まで回復した患者もいたという。