関西最大の看護専門学校閉校へ 受験者数減で

関西最大の看護専門学校閉校へ 受験者数減で

大阪医師会によると、看護師を養成する関西の看護専門学校の中で最も学生数が多い「大阪府医師会看護専門学校」(大阪市天王寺区)が2019年入学する学生を最後に募集を停止し、4年後に閉校することが分かった。また、こうした基本方針に沿って、2019年入学する学生の定員をこれまでの半分の80人に減らす。
閉校の理由は①近年、大学の看護学部の新設が相次ぎ、受験者数が減少している②府や市から出ていた補助金が4年前までに大幅に削減された-などを挙げている。同校は昭和30年に設立された、在校生469人を擁する関西で最も学生数が多い3年生の看護専門学校。
関西では看護専門学校の閉校が相次いでいて、3月末には大阪府豊中市の専門学校が閉校したほか、2016年以降、京都府や滋賀県の専門学校も閉校や学生の募集停止を決めている。
日本看護協会によると、2年前、看護専門学校と大学の看護学部の応募者数が逆転、大学が上回る状況となっている。