熊野那智大社で大たいまつ担ぐ勇壮な火祭

熊野那智大社で大たいまつ担ぐ勇壮な火祭

和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社の神事「那智の扇祭」(通称:那智の火祭)が7月14日、行われた。
これは、熊野の神々が年に1度もともと祀られていた那智の滝へ里帰りするという神事。燃え盛る大たいまつを担ぎ、火の粉が飛び散る勇壮な火祭りとして知られている。
今回も12本の大たいまつを抱えた白装束の氏子たちが火の粉を飛ばしながら滝へと続く石段を練り歩いて清め、神々が乗る12体の扇神輿(みこし)を出迎える。こうした一連のさまを、訪れた観光客らは興味深そうに見守っていた。