IMF 18年世界景気予測2年ぶり下方修正 米の保護主義響く

IMF 18年世界景気予測2年ぶり下方修正 米の保護主義響く

国際通貨基金(IMF)は10月9日、世界経済見通しを改定し、2018年の成長率予測を3.7%と7月時点から0.2㌽下方修正した。米国のトランプ政権が仕掛ける貿易戦争がさらに激しくなれば下振れ要因となり、世界景気は2019年以降に最大0.8㌽押し下げると警告している。世界経済見通しの下方修正は、2016年7月以来、約2年ぶり。
IMFは2019年の世界の経済成長率予測も0.2㌽下方修正した。日本の2018年の成長率予測は1.1%と7月時点から0.1㌽上方修正した。2019年は0.9%で据え置いた。中国は2018年の成長率予測を据え置いたが、米国の制裁関税の影響で2019年は0.2㌽下方修正している。