15年度コメ生産目標初めて達成へ 供給過剰解消

15年度コメ生産目標初めて達成へ 供給過剰解消

2015年産の主食用米の過剰作付け面積が解消され、生産目標を達成する見通しとなった。04年以降の現行制度下で初めて、農林水産省がコメの過剰な供給を抑えるために、補助金を出して飼料用米の生産を奨励していることが背景にある。
15年産の主食用米の作付面積の目標は142万㌶(生産量は751万㌧)としたが、実際には目標を8000㌶程度下回る見込みだ。14年産は2万8000㌶の過剰だった。飼料用米は7月末時点で7万9000㌶で、前年比4万5000㌶増となった。