リニア中央新幹線の大阪延伸前倒しへ検討開始 自民特別委

リニア中央新幹線の大阪延伸前倒しへ検討開始 自民特別委

2027年の名古屋開業を目指すリニア中央新幹線について、自民党の特別委員会は5月24日、JR東海が2045年に計画している大阪延伸時期を前倒しするための検討を開始した。財政投融資の活用などでJR東海の資金負担を軽減する案が有力で、低金利を足掛かりに高速交通網の整備を加速させる。
政府・与党はJR東海の資金負担を軽減することで、延伸工事の早期着工が可能とみており、同社に検討を促す考え。
リニア中央新幹線の建設などはJR東海の自己資金で賄われ、27年の名古屋開業後は、経営体力回復のため、大阪延伸工事の着工まで一定期間を置くとみられている。