大津の新知恩院で手のひらサイズの快慶作?の涅槃像

大津の新知恩院で手のひらサイズの快慶作?の涅槃像
 大津市歴史博物館は2月1日、同市の新知恩院で、鎌倉時代の仏師・快慶の作とみられる小型の「木造釈迦涅槃(ねはん)像」(長さ12.8㌢)が見つかったと発表した。同志社大の井上一稔教授(仏教美術史)は、僧が個人的に毎日拝むために作らせたものとみている。同館によると、耳のひだの形や螺髪(らほつ)の配列などに快慶の特徴があった。釈迦の体から発する光を表現するために、目や額に使われることが多い水晶が胸にあるのも珍しいという。