奈良・大淀町で横帯分割型文様の銅鐸見つかる

奈良・大淀町で横帯分割型文様の銅鐸見つかる

 奈良県・大淀町の民家に所蔵されていた弥生時代中期ごろの銅鐸(どうたく)が、瀬戸内東部で出土例が多い「横帯分割型」であることが桜井市纏向学研究センターの調査で分かった。横帯分割型は、斜めの格子文様と渦巻き文様が上下セットで横帯として配置されている。神戸市の「生駒出土袈裟襷(たすき)文銅鐸」など、これまでに和歌山や岡山、香川など瀬戸内東部で約10例出土しているが、奈良で見つかるのは初めて。