富士通・オリックス 野菜工場を団地展開 入居者負担半減

富士通・オリックス 野菜工場を団地展開 入居者負担半減

富士通とオリックスは、農業生産法人向けに大型野菜工場の共同運営に乗り出す。IT(情報技術)で最適な生育環境を整えた大型施設を建設し、生産法人に貸し出す仕組みを全国展開する。インフラを共有し合う工場団地形式にして、入居者の運用費負担を半分程度に抑える。

第1弾の工場建設地となる静岡県に富士通とオリックスと地元の種苗会社の共同出資会社を設ける。秋までに東京ドーム2個分の約10㌶の敷地に、太陽光利用型の野菜工場を建設する。冷暖房完備の大型のガラス温室で複数の棟を用意する。入居者がそれぞれ異なる作物を作れるようにする。当初の投資額は20億円程度のもよう。将来は50㌶規模に広げる見通し。