泉州水なす 新たな食材としての魅力に注目集まる

泉州水なす 新たな食材としての魅力に注目集まる

大阪・泉州地域の特産品「水なす」といえば夏の漬物があまりにも有名で、地元周辺ではそれ以外考えられなかった。ところがいま、その泉州水なすがスイーツや夏季だけでなく冬季を含めた新たな食材として取り上げられ、様々なレシピに組み込まれ、その魅力に注目が集まっている。
兵庫ではスイーツ使われに、東京の百貨店では夏の販売価格の6~7倍もの売値で、漬物ではない、生ハム巻きやカルパッチョなどの食材として使われ、いま冬季の新鮮野菜の一つとして人気となっている。
とはいえ、この水なす、冬に栽培するのは難しい。ビニールハウスで25~30度に保った状態で栽培しなければならず、夏のコストの2倍はかかる。しかし、そうして育てた水なすは夏場の露地ものより皮がやわらかくて甘い。水なすがこんなに甘いとは知らなかったとの声も多い。泉州水なすの食材としても魅力は、まだまだ広がりそうだ。