初ラーメンは徳川光圀ではなかった 室町時代の新資料

初ラーメンは徳川光圀ではなかった 室町時代の新資料

新横浜ラーメン博物館によると、日本で初めてラーメンが食べられたのは定説より約200年遡ることが分かった。これにより、これまで1697年、徳川光圀が食べたのが最も古いとされてきたラーメン史は書き替えられることになる。
今回、麺の歴史について調べていた民間人から、室町時代の僧侶の日記「蔭涼軒目録」の中に、中国のレシピを参考に1488年「経帯麺」を調理師、来客に振る舞ったとの記述があるとの情報提供があったという。
中華麺の定義はかん水を使用していること。そこで、このレシピを調べたところ、「経帯麺」は小麦粉とかん水を使うことが分かり、日本初のラーメンの可能性があると結論付けた。
これまでは江戸時代の僧侶の日の記述を根拠に、水戸藩主の徳川光圀が1697年に食べたのが最も古いとされていた。