和歌山・天王塚古墳 3月に54年ぶり石室を一般公開

和歌山・天王塚古墳 3月に54年ぶり石室を一般公開

2016年、国の特別史跡に指定された和歌山市の天王塚古墳で、3月に内部の石室が54年ぶりに一般公開されることになった。
同古墳は6世紀中ごろに築造された、全長88㍍の和歌山県最大の前方後円墳。石室は高さが全国で2番目となる5.9㍍あり、「石棚」と「石梁」と呼ばれる構造物を併せ持っているのは同古墳だけだという。
一般公開を前に行われた発掘調査では、54年前と同じようにめのうやガラス製の玉をはじめ、銀製の装飾品、水鳥をかたどった装飾付きの須恵器の一部などが見つかっている。和歌山県は3月3、4日、およそ500人を対象に現地説明会を開く予定。