山口・美祢市で植物食動物ディキノドン類の化石発見 国内初

山口・美祢市で植物食動物ディキノドン類の化石発見 国内初

山口県美祢(みね)市は、2010年に同市で発見された化石が、2億~3億年ほど前に世界各地で生息していた植物食動物ディキノドン類のものだったと発表した。国内では初めて。
調査にあたった愛媛大学によると、ディキノドン類は哺乳類の遠い親戚で、上あごから突出した2本の牙が特徴。中生代三畳紀後期(2億3700万年前~2億100万年前)にほぼ絶滅したと考えられている。化石は長さ約12㌢と約7㌢の上あごの一部で、牙と周囲の形態からディキノドン類と特定した。