103年ぶりの新種の桜「クマノザクラ」現地説明会

103年ぶりの新種の桜「クマノザクラ」現地説明会

森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄チーム長と和歌山県林業試験場などのグループは3月18日、国内では103年ぶりに見つかった新種の桜「クマノザクラ」の自生地の一つ、和歌山県古座川町で現地説明会を開いた。
クマノザクラは紀伊半島南部に自生している。約70人の参加者を前に、ヤマザクラなどよりも開花時期が早いことや、花がついている枝の「花序柄」と呼ばれる部分が短いことなど、ソメイヨシノなど他の桜との違いが説明された。参加者らは「これまでヤマザクラで早咲きと遅咲きがあり、不思議に思っていたが、早咲きが新種だと分かり、とても驚いた」などと話していた。