大阪 震度「6弱」地震は観測史上初

大阪 震度「6弱」地震は観測史上初

気象庁は6月18日朝、大阪北部で起きたマグニチュード(M)6.1、最大深度6弱の地震について、「地殻内部で起きた直下型地震」と説明した。大阪府で震度6弱以上の揺れを観測したのは、気象庁が1923年に地震観測を始めて以来、初めて。そして、余震が続発していることから、今後1週間、最大震度6弱程度の地震に注意してほしいと呼び掛けた。
震源のごく近くに活断層、有馬―高槻断層帯があり、この一部が動いたとの見立てもできるが、今後解析を進めるとしている。政府の地震調査委員会によると、有馬―高槻断層帯では1596年に慶長伏見地震(M7.5)が発生している。ただ、これまで同断層帯の長期評価では、今後30年間の地震発生確率は0.1%未満とされていた。