神戸で認知症患者の事故への市独自の救済制度開始

神戸で認知症患者の事故への市独自の救済制度開始

神戸市で4月1日から、認知症に人が起こした事故への市独自の救済制度が始まった。市は新たな総合電話相談窓口を開設し、看護師が制度に関する質問や認知症に関する悩みを受け付ける。
この救済制度は認知症の人の保険料を市が負担して保険に加入してもらい、事故で賠償を求められた際に保険会社から最大2億円が支払われるというもの。賠償責任の有無にかかわらず、被害者には公費から最大3000万円が支払われる。
市は今年1月、制度開始に先立って65歳以上の市民を対象に無料の認知症診断の受付を開始し、3月19日時点で6039件の申し込みがあったという。