祇園祭・後祭の山鉾巡行 「鷹山」の唐櫃が参加

近畿で遅い梅雨明けが発表された7月24日、京都の夏を彩る祇園祭・後祭(あとまつり)の山鉾巡行が行われた。京都市中京区の烏丸御池の交差点を午前9時半にスタート。山鉾の数は10で、前祭(さきまつり)の23と比べ少ないが、いずれも豪華な懸装品で飾られた山や鉾が前祭と同様、”コンチキチン”の祇園囃子が響く中、ゆっくりと都大路を進む。交差点に差し掛かると、車輪の下に竹を敷いて水をまきながら、直角に方向転換する「辻回し」を披露。見物客が盛んに拍手を送っていた。今年はここ190年以上、山鉾巡行に参加していなかった「休み山」の「鷹山(たかやま)」関係者が参加。ご神体の代わりに掛け軸を収めた唐櫃(からびつ)を担いで列に加わり、後祭を盛り上げた。