特養の人手不足「72.9%」に、この3年で1.5倍に上昇 WAM調査

福祉医療機構(WAM)が実施したインターネットによるアンケート調査によると、特別養護老人ホームの人手不足が加速、人手不足の回答は72.9%に達した。これに伴い、利用者の受け入れを制限しているのは12.9%、本体施設で制限しているところは、ベッドの利用率が平均82.2%、空きベッドが平均13.9ベッドだった。こうした状況について、WAMは「介護人材が確保できないことで、特養という社会資源が十分に活用されていない」と指摘している。人手不足の回答は、前々回の2016年度調査では46.9%、前回の2017年度調査では64.3%であり、この3年で1.5倍に上昇している。                         調査は2019年3~5月、WAMの貸付先の特養3,561施設を対象に行われ、853施設から有効回答を得た。