約79万年前の巨大隕石の衝突場所はラオス南部か

シンガポールの南洋理工大学などの国際研究チームはこのほど、約79万年前に巨大隕石が衝突したインドシナ半島の場所はラオス南部で、クレーターの直径は13~17kmである可能性が高いと発表した。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。   研究チームはラオス南部やタイ東部で見つかった「テクタイト」(隕石の衝突によりガラスの粒子が飛散した幅広い場所)の化学分析や重力測定による地下構造の推定、地質の年代測定などにより、クレーターの場所や大きさを絞り込んだ。