滋賀・栗東市の古墳時代の辻遺跡から大規模な鍛冶場の跡

滋賀県栗東市教育委員会によると、同市の古墳時代の大規模な集落跡、辻遺跡から鉄製品づくりの痕跡が多数見つかった現場では5世紀前半の竪穴式住居の跡、12棟分が次々と見つかり、住居の中からは鉄を溶かすのに使われていた炉の跡が見つかった。また、周辺では炉に空気を送り込む道具の破片や、鉄の燃えカスなども多数見つかった。同じ場所から、いずれも朝鮮半島からの渡来人が伝えたとされる土器やガラス製の玉をつくる道具も出土していて、鍛冶技術に渡来人が関わっていたことがうかがわれるという。