デンカ「アビガン」の原料マロン酸ジエチルの供給を決定

デンカ(本社:東京都中央区)は4月2日、日本政府の要請を受け新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の患者を対象とした、抗インフルエンザ薬「アビガン(R)錠」(一般名:ファビピラビル)の原料となるマロン酸ジエチルを供給することを決めたと発表した。同社青海工場(所在地:新潟県糸魚川市)で5月より生産を開始する予定。
マロン酸ジエチルは合成香料・農薬・医薬品などの原料として使用される有機化合物で、アビガンの原料となる。同社は国内唯一のマロン酸ジエチルメーカー。