インドで3度目のロックダウン延長 感染者がアジアで最多に

新型コロナウイルスの感染拡大で、インドがロックダウン(都市封鎖)の3度目の延長を余儀なくされた。感染者数は5月16日に8万5,000人を突破し、中国を上回りアジア最多となった。経済・社会活動の再開を切望する産業界や国民の声に沿って行った、段階的な制限措置の緩和が時期尚早で裏目に出た。
こうした状況を受け、同国政府は20兆ルピー(28兆円)規模の経済対策を打ち出したものの、長引くロックダウンの中で疲弊した経済の下支えにどれだけ効果があるか不透明だ。