台湾の李登輝元総統が死去 親日家で台湾の民主化に尽力

1986年、台湾出身者として初めて総統に就任、1966年に直接投票による初の総統選挙を実現させるなど台湾の民主化に尽力した李登輝元総統が7月30日、台湾市内で多臓器不全などのため亡くなった。97歳だった。
蔡英文総統は哀悼の意を示すとともに、台湾の民主化を進めた李元総統の功績を称えた。日本の統治下にあった台湾で生まれた李氏は日本語が流暢で、2000年に総統退任後、文化交流などで日本をたびたび訪れるなど親日家として知られている。