インドの7月販売減少続くも 乗用車、二輪車とも回復の兆し

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インド自動車工業会がまとめた7月の乗用車販売台数(多目的車、バンを含む)は前年同月比3.9%減の18万2,779台と引き続き減少した。ただ、ロックダウンの段階的な解除により、市場は回復の兆しを見せ始め、減少幅は6月の約5割減から、大幅に縮小している。
主要メーカー別にみると、首位のマルチ・スズキは前年同月比1.3%増の9万7,768台と6カ月ぶりにプラスに転じた。2位の現代自動車は2.1%減の3万8,200台、3位のマヒンドラは34.5%減の1万1,025台など軒並み減少が続くが、6月に比べると持ち直しの傾向がみられた。
二輪車部門の7月販売台数は前年同月比15.2%減の128万1,354台にとどまり、引き続き減少したが、6月の38.6%減と比べ減少幅を縮めている。このうちスクーターの販売台数は36.5%減の33万4,288台、オートバイは4.9%減の88万8,520台と、需要はそれぞれ回復基調にあるとしている。