「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

JBIC インドネシアPLNに発電所建設資金を協調融資

JBIC インドネシアPLNに発電所建設資金を協調融資

国際協力銀行(JBIC)は、インドネシア国営電力会社PLNとの間で融資金額約92億円および約2200万米㌦(いずれもJBIC分)を限度とする貸付契約を締結した。
これはPLNがジャカルタ首都特別州でムアラカランガス焚き複合火力発電所(500MW×1基)を建設するにあたり、三菱商事等よりガスタービン・蒸気タービン(三菱日立パワーシステムズ製)および、発電機(三菱電機製)等設備一式を購入するための資金に充てられる。
この融資は三菱東京UFJ銀行(幹事銀行)、みずほ銀行、オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド(銀行)との協調融資によるもので、これら3行の融資部分に対しては日本貿易保険(NEXI)による保険が付保される。
協調融資総額は約154億円および約3700万米㌦。

三菱地所G 台湾で海外初のPM事業会社を合弁で設立

三菱地所G 台湾で海外初のPM事業会社を合弁で設立

三菱地所プロパティマネジメントはこのほど、グループで海外で初めて台湾におけるプロパティマネジメント(PM)事業を専業とする合弁会社「南山廣場(なんざんひろば)公寓大廈管理維護股份有限公司」を現地の生命保険会社、南山人壽(なんざんじんじゅ)保険股份有限公司(以下南山人壽)と設立した。
新会社の資本金は1000万NTDで、出資比率は三菱地所70%、南山人壽30%。三菱地所PMは早速、南山人壽が台北中心部で開発を進めている超高層複合ビル「臺北南山廣場(台北南山広場)プロジェクト」のPM業務を、この合弁会社で受託する予定。
同社は三菱地所グループのPM会社として、多数のビルを運営管理する実績・経験を活かし、今後もグローバルにPM事業を展開していく。

大同特殊鋼 タイで自動車変速機向け鍛造部品量産へ

大同特殊鋼 タイで自動車変速機向け鍛造部品量産へ

大同特殊鋼(名古屋市東区)は、タイで建設を進めていた自動車の変速機向け型鍛造部品の工場を完成させ、このほど開所式を執り行った。
同工場は日本、米国に次ぐ3カ所目の鍛造品の生産拠点で、6月から量産を開始し本格出荷を始める。2020年に月産500㌧、年間売上高15億円を目指す。

JFEスチール 宝鋼金属と上海市で自動車用で合弁

JFEスチール 宝鋼金属と上海市で自動車用で合弁

JFEスチールは、中国宝武鋼鉄集団有限公司の100%子会社、宝鋼金属有限公司(以下、宝鋼金属)とともに、自動車部品用偏析防止プレミックス鉄粉「クリーンミックス」の製造・販売事業を行う合弁会社を上海市に設立した。
現地の良質な鉄粉を原材料として使用した偏析防止プレミックス鉄粉を製造・販売する企業は、中国国内では初めて。新会社はJFEスチール、宝鋼金属両社の折半出資で、生産能力は年間3万㌧。総投資額は1億900万人民元。2018年3月に営業生産を開始する予定。

住友倉庫 ベトナム子会社の商号変更

住友倉庫 ベトナム子会社の商号変更

住友倉庫(大阪市北区)はベトナムの子会社「Sumiso(Vietnam)Co.,Ltd.」(住倉ベトナム)の商号を、「Sumitomo Warehouse(Vietnam)Co.,Ltd.」(ベトナム住友倉庫)に変更したと発表した。同社の本社所在地はホーチミン市。グローバルネットワークの一翼を担う会社として、同社グループの一員であることを明確にし、一層のサービス強化を図るのが目的。

大同工業 ベトナムで二輪用チェーンを組立生産

大同工業 ベトナムで二輪用チェーンを組立生産

大同工業(石川県加賀市)はベトナムの子会社、D.I.D Vietnam Co.,Ltd.(ハノイ市)で、二輪用チェーンの組立生産を開始する。
これにより、ベトナムの二輪車メーカー各社への品質・コスト・納入の一貫サービスを提供する体制を構築し、事業拡大を加速する。
工場予定地はハノイ市郊外のフンイエン市工業団地内。投資金額は約2億円で、2020年時点の従業員数は40人を予定。

三井住友銀行 インドIFMRキャピタルと業務提携

三井住友銀行 インドIFMRキャピタルと業務提携

三井住友銀行はこのほど、IFMRキャピタルとインドにおける農業、中小・零細企業等の優先業種への貸出等強化に向けた協働を目的とした覚書を締結した。
今回の提携を通じて、同行はインド市場における優先業種に対する知見、対応力を高め、日系・日日系の顧客企業の資金調達ニーズに応えていく。IFMRキャピタルはインドにおける特異な、農業、中小・零細企業等の優先業種に対する深い知見を持つ。

住友電工 カイハラにPTFE膜分離排水処理装置を納入

住友電工 カイハラにPTFE膜分離排水処理装置を納入

住友電気工業(大阪市中央区)は高級デニム素材の大手メーカー、カイハラ(本社:広島県福山市)の広島・吉舎工場および、タイ・ラチャブリー工業団地内の新設工場に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製中空糸膜「ポアフロン」を用いた膜分離排水処理措置を納入した。
同社は約1年半にわたり、カイハラ、伸友(本社:広島県福山市)と共同で、PTFE製中空糸膜を使い、難分解性で膜を汚しやすいPVA(ポリビニルアルコール)を含む排水処理の実証実験を実施し、その性能を確認した。これを受け、吉舎工場の排水処理装置および、タイの新設工場の排水処理装置に採用され、2015年に稼働開始している。
これにより、工場の排水水質の安定的な処理が可能となり、さらに産業廃棄物、エネルギーコストなどで大幅な改善を実現している。

タカトリ 事業拡大へ中国江蘇省常熟市で子会社

タカトリ 事業拡大へ中国江蘇省常熟市で子会社

電子機器の製造・販売を手掛けるタカトリ(奈良県橿原市)は、中国江蘇省常熟市で100%出資による子会社「高鳥(常熟)精密機械有限公司」(仮称)を設立する。電子部品製造装置の製造・販売を手掛け、中国における電子機器事業の拡大を目指す。
新会社の資本金は180万米㌦(約2億円)の予定。4月に設立する。