西松建設 ベトナムに現地子会社「西松ベトナム」
西松建設(東京都港区)は、ベトナムにおいて事業拡大を図るため、ハノイ市に100%出資による現地法人「西松ベトナム有限会社」を設立した。総合建設業を手掛ける新会社の資本金は100万米㌦(約1億1500万円)。
これまでは駐在員事務所で業務していたが、今回の現地法人の設立により、これまでのようにプロジェクトごとの建設ライセンス取得が不要となるため、顧客企業のニーズに沿ったより迅速な取り組みが可能となる。
サタケ ラオス最大規模の精米工場が順調に稼働
精米のサタケ(広島県東広島市)が初めてラオスで受注したChanpheng Rice Process Factory(以下、チャンペン社)の精米工場が、2016年10月22日に竣工し、現在順調に稼働している。
チャンペン社は同国ビエンチャン県精米協会の会長を務める業界大手。サタケの技術力とサポート体制を高く評価し、ラオスで初めてのサタケ製精米工場の建設に至った。同工場は1時間に7㌧(籾)の精米が可能で、その多くが1㌧前後のラオス国内では最大規模の精米工場になる。
生産量、輸出量ともに多い長粒もち米のほか、最近輸出用として栽培され始めた短粒うるち米も精米できる仕様になっている。
双日G、日東ベストと越で日配惣菜、畜産加工に参入
双日および双日食料(東京都港区)は業務用冷凍食品メーカーの日東ベスト(山形県寒河江市)と共同で、ベトナムにジャパン・ベスト・フーズ(以下、JBF)を設立し、3月よりベトナムにおける日配惣菜の製造販売および畜産原料の加工製造販売事業を開始する。
JBFの株主は日東ベスト51%、双日食料30%、双日19%。生産規模は日配(惣菜)品で最大10万食/日、畜産加工品で最大3㌧/日。双日グループが運営するベトナムドンナイ省・ロンドウック工業団地内に最新鋭のオートメーションシステムを導入した日配惣菜製造および畜産加工工場を建設し、現地小売業者や外食店向けに販売する。
まずイオングループのミニストップベトナム向けに、次いでイオンベトナムに小売スーパーのイオンシティマートなどに販売、事業拡大し、10年後をめどに売上高30億~40億円を目指す。
ホース・チューブのニッタ タイ工場の竣工式を執行
ホース・チューブ製品を手掛けるニッタ(大阪市浪速区)は、タイの連結子会社Nitta Corporation(Thailand)Ltd.(ラヨン県アマタシティー工業団地、以下 NCT)の工場完成に伴う竣工式を2月20日に現地で執り行った。
式典は、プロクデン市マーヤンポン区区長、タイ工業団地公社(IEAT)、タイ投資委員会(BOI)等の政府関係者、取引先企業の関係者ら総勢80名余が出席して行われた。
同工場は、ASEAN市場でのホース・チューブ製品の売上拡大を図るため建設が進められ2016年2月に完成。同年6月より量産を開始したが、竣工式は同年10月のプミポン前国王の崩御を受け、執行を自粛していたもの。
NCTタイ工場では一般産業向けナイロンチューブ、トラック用途向けコアブレーキチューブ・継手を生産する。