三菱自 比環境資源省と電動化技術の共同研究で覚書
三菱自動車工業は2月28日、フィリピン環境資源省と電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」およびプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」の電動化技術を活用した環境負荷低減についての共同研究に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。
同研究について同社の益子社長CEOは、将来的には他の政府機関や大学などの研究機関、電力会社などに幅広く参画を求めていくことを視野に入れたい-としている。
明電舎 マレーシア国鉄に架線検測装置を初納入
明電舎(東京都品川区)は、架線を専用車で走行しながら検査する架線検測装置、CATENARY EYEをマレーシア国有鉄道に初納入した。2月28日にマレーシア政府および鉄道関係者列席による引き渡し式典が執り行われた。
同システムは、明電舎がシステムコントラクターとして2012年に受注したマレーシアの鉄道プロジェクトKVMR(クランバレー大量高速輸送システム)の産業技術協働プロジェクト(ICP)の一環として納入されたもの。
マレーシアでの同システムの導入は初だが、今回その性能が評価されたことで、さらに6セットの導入も決定している。マレー半島を縦断して電化が1000㌔㍍に達するマレー鉄道の保守と運行の品質の向上に寄与するものと期待される。
MMPC 比「CARS Program」で「ミラージュ」生産
双日が三菱自動車工業とともにフィリピンで展開している自動車生産・販売会社、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)は2月17日から自社の車両生産工場(ラグナ州サンタローザ市)でコンパクトセダン「ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)」の生産を開始した。
この記念式典が2月27日、同国マニラ市のマラカニアン宮殿(大統領府)でドゥテルテ大統領をはじめとする政府関係者の臨席のもと、執り行われた。
これは同国政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けた初のケースで、新たな生産ラインを増設した同工場は年間5万台の生産能力を持ち、5月からはコンパクトカー「ミラージュ」の生産も開始する予定。
MMPCは1964年から自動車生産を開始し、2009年にはフィリピンにおける自動車会社として初めて累計生産50万台を、2016年5月には60万台をそれぞれ達成。2016年の販売台数は前年比12.9%増の5万9480台(シェア15.3%)となり、10年連続で過去最高を更新している。
ホンダ インドネシアで四輪車生産累計100万台を達成
ホンダのインドネシアにおける四輪生産販売会社、ホンダプロスペクトモーター(本社:ジャカルタ、以下HPM)は2月27日、四輪車の生産累計台数が100万台に達したことを記念し、西ジャワ州カラワンの工場で式典を執り行った。
同式典にはインドネシア政府からプトゥ工業省長官、本清耕造在インドネシア公使らを来賓として招き、ホンダから倉石誠司代表取締役副社長執行役員ら関係者が出席した。
HPMは、生産を開始した2003年の2万台レベルから、その後インドネシアにおける自動車需要の高まりを受け、2014年1月から第二工場を稼働、2016年には年間20万台へ生産能力および販売を拡大、同国市場において19%のシェアを占めるに至っている。
SCREEN シンガポールのグループ会社を2社に分割
SCREENホールディングス(京都市上京区)は、グループ会社のSCREEN HD Singapore PTE.Ltd.(シンガポール)を半導体機器事業および印刷関連機器事業の販売・保守体制の強化を目的として分割。それぞれ4月1日から新会社「SCREEN SPE Singapore PTE.Ltd.」と「SCREEN Holdings Sigapore PTE.Ltd.」として営業を開始する。いずれもSCREENホールディングスの100%出資子会社で、資本金はそれぞれ12億6400万円(1580万シンガポールドル)と2億8000万円(350万シンガポールドル)。従業員数はそれぞれ約80人と約30人。
それぞれの事業を独立して展開することにより、販売体制・サポート機能を強化し、シンガポール周辺の顧客企業へのサービス品質と専門性を一層高め、顧客満足度のさらなる向上を図る。