SBIHD 香港で子会社がFXサービス開始 今夏に個人も
SBIホールディングス子会社の香港の外国為替取引サービス会社、SBIFX Co.,Ltd(本社:香港)は2月17日から、香港でBYFXのブランド名で、現地店頭外国為替証拠金取引(FX)サービスを開始した。
開業当初は、プロ投資家や金融機関等へ取引システムおよびビジネスノウハウの提供から始め、関係当局からの承認を前提とし、今夏をめどに個人投資家向けのサービスも開始する予定。
山喜 シンガポールで欧米向けシャツ販売で合弁
ワイシャツメーカーの山喜(大阪市中央区)はシンガポールで、欧米の得意先向けに受注・製造したシャツを販売する合弁会社「JOYLINK Pte.Ltd」を設立する。
合弁パートナーはバングラデシュにおける同社製品の製造で提携関係にあるShirt Makers Group傘下の貿易会社、NAHK Singapore Pte.Ltd。合弁新会社の資本金は10万米㌦(約1150万円)で、出資比率は山喜、NAHK Singapore Pte.Ltdの折半。2018年3月期に設立する予定。
SMグループのローコストオペレーション(販売・生産力)および山喜グループ企画生産管理力(日系メーカーの高機能素材提案と生産管理力)を武器に事業拡大が望めると判断した。
エボラブルアジア・越法人 REM社へサービス提供
エボラブルアジア(本社:東京都港区)のベトナム法人、Evolable Asia Co.,Ltd(本社:ベトナム・ホーチミン)は、WEB制作、SEO対策、WEBコンサルティングサービスを行うREM社(本社:東京都中野区)へ、ベトナムのITオフショア開発ソリューションの提供を開始した。
エボラブルアジアのラボ型ITオフショア開発ソリューションの提供を開始することで、REM社は各システムの開発を加速させ、一層の付加価値向上につなげたい考え。
エボラブルアジアはベトナムのホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点を持ち、約550人のエンジニアが在籍している。東南アジアにおける日系最大規模のITオフショア開発会社。
三菱自動車 フィリピンで「ミラージュG4」生産開始
三菱自動車は2月17日、フィリピンの生産・販売会社、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)の車両生産工場(ラグーナ州サンタローザ市、マニラの南東約45㌔㍍)でコンパクトセダン「ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)」の生産を開始したと発表した。同国政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けた案件としては初となる。
同工場は年間5万台の生産能力を持ち、5月からはコンパクトカー「ミラージュ」も生産開始する予定。MMPCの2016年暦年の販売台数は前年比12.9%増の5万9480台(シェア15.3%)となり、10年連続で過去最高を更新している。
富士通 ミャンマーで灌漑用水の水位把握を実証
富士通はこのほど、ミャンマーのタウングー地方で2016年12月25日から2017年1月31日にかけて実施した灌漑用水と河川の水位情報を簡単に管理できる2種類の実証実験の結果を、協力機関のミャンマー農業畜産灌漑省の灌漑局に報告した。
今回の実証では灌漑施設内や農地の灌漑用水位、および河川の水位を、現場に設置されている水位目盛から灌漑局の職員以外の農家や現場協力者が目視し、スマートフォンの専用アプリに入力することで、入力時間とGPSなどの情報とともに、灌漑局は各地のリアルタイムな水位を把握することが可能になった。これによりこのシステムが、誰もが手軽に利用でき、かつ灌漑用水や河川の情報管理に有効であることを確認できた。
MHPS 香港電燈向け天然ガス焚きGTCC発電設備受注
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、香港電燈有限公司が建設する出力35万KW級のラマ火力発電所11号機向けに、天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注した。
主契約者の三菱商事を通じて主要機器を納入し、2022年1月の運転開始を予定。同発電所に納入するGTCC発電設備では、2015年末の10号機向けに次いでの連続受注となる。
主要機器のうち、M701F形ガスタービン1基、蒸気タービン1基、廃熱回収ボイラー、脱硝設備を製作・供給する。発電機は三菱電機製を採用する。
今回のGTCC設備は環境に対する負荷低減の観点からガス発電の比率拡大をめざす香港行政当局の政策に沿った大型プロジェクトで、運転開始後は香港島の旺盛な電力需要に応えていく。