平城宮跡・東方官衙地区ですごろく?用木の棒2本出土

平城宮跡・東方官衙地区ですごろく?用木の棒2本出土

平城宮跡で朝鮮半島の伝統的なすごろく「ユンノリ」用のさいころとみられる木の棒が出土したことが6月28日、分かった。発掘した奈良文化財研究所が、研究所紀要に掲載した。
棒は奈良時代の役所が集中する「東方官衙(かんが)地区」の穴から2本出土。木の枝を用いており、太さ約1㌢、長さ5~6㌢。断面はかまぼこ形になっていた。同研究所では、当時の役人が身近なものを使って楽しんだのではないか-とみている。