清水寺 本堂と舞台の大規模改修工事完了 本堂は再建当初の姿に

京都の世界遺産、清水寺(所在地:京都市東山区)で、3年前から進められていた本堂の屋根と舞台の大規模な改修工事がほぼ終わり12月3日、本堂で工事の完了を祝う法要が営まれた。寺や工事関係者らが参列、僧侶たちがお経を唱えた後、舞台で「散華」と呼ばれる蓮の花びらをかたどった紙を撒いて工事の完成を祝った。
本堂の屋根のひわだの葺き替え工事はおよそ50年ぶりで、ひわだの大きさを本堂が再建された江戸時代初期のものに戻したという。また、舞台の床板の張り替えは16年ぶりで、面積およそ200㎡にあたる166枚のひのきの板が交換された。