英・EU 通商協定で合意 関税ゼロ維持へ 日系企業も一様に好感

英国のジョンソン首相と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は12月24日、新たな自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉で合意したと表明した。これにより、英・EU間の関税がゼロでの貿易が維持される可能性が極めて高くなった。
2016年の英国のEU離脱を問う国民投票から約4年半を経て、英国とEUは通商協定に基づく新たな関係に入ることになった。
今月末の交渉期限切れを目前に控え、一時は物別れに終わる懸念も指摘されていた。その場合、英国に進出している数多くの日系企業も関税面で大きな影響を受けることになっただけに、今回の合意に安堵し、一様に好感している。