香港紙「りんご日報」発行停止の危機 資産凍結で

香港国家安全維持法(国安法)違反罪に問われた民主派の香港紙「りんご日報」が、発行停止に追い込まれる可能性が高まっている。同紙(電子版)は6月21日、当局に対して資産凍結の一部解除を求め、認められなければ、26日付の紙面を最後に新聞発行を停止すると発表している。
同紙は2020年6月の国安法施行後も、中国共産党や香港当局への批判を続けてきた。同紙が休刊となれば、香港の報道の自由が事実上、失われたことを象徴する事態となる。