21年度最低賃金中央審議議論開始 交渉難航か

厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」は6月22日、2021年度の最低賃金の目安を決める議論を始めた。7月中に決定する。
近年は政府が介入し大幅に引き上げる動きが続いたが、2020年度は新型コロナによる企業業績の悪化を受け、全国加重平均で902円と前年度から1円の引き上げにとどまった。いぜんとして新型コロナが一部産業に色濃くダメージを与える状況下、経営者側は最低賃金の据え置きを求めており、審議は難航が予想される。