中国・上海市の最低賃金2年3カ月ぶり引き上げ

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国の上海市人力資源・社会保障局は6月23日、同市の法定最低賃金を7月1日から引き上げると発表した。全日制就業労働者(正社員)の月給は、これまでの2,480元(約4万2,160円)から110元増の2,590元に、非全日制就業労働者(パート)の最低時給基準は22元から1元増の23元となる。
法定最低賃金の引き上げは2年3カ月ぶり。今回の上昇率は4.4%で、2019年の2.5%に次ぐ低水準となった。なお交通費や食事、残業などの手当て、深夜残業、危険作業などの特別手当は法廷最低賃金には含まれない。