インドネシア医療崩壊一歩手前 在留邦人感染急増

インド変異株(デルタ株)の広がりを含め、新型コロナウイルスが猛威を振るうインドネシアで在留邦人の感染者が急増、7月3日時点で50人以上が入院を待つ事態になっている。
ジャカルタでは隔離病床の9割が埋まり、現地の日本大使館は「医療崩壊の一歩手前」と危機感を募らせている。こうした状況を踏まえ、駐在員の帰国や国外待避を検討する日本企業も出ているという。
インドネシアの在留邦人は約1万9,000人(2019年時点)。在インドネシア日本大使館が把握するだけでも、感染者は7月3日時点で267人で、うち約3割が6月以降の感染。