「熱海土石流」 不明64人の名簿公表 迫る72時間

静岡県熱海市伊豆山(いずさん)地区で7月3日午前発生した土石流災害から、生死を分けるタイムリミットとされる「72時間」が迫っている。5日は久しぶりに晴れ間ものぞき、活動が急ピッチで進められた。地域住民らも生存者の発見に望みをかけている。
静岡県は安否不明者を特定するため、対象地区の住民基本台帳に登録され、所在が確認されていない「所在不明者」64人の名簿を公表した。男性が35人、女性29人だった。
消防と県警、自衛隊などは1,000人超の体制で捜索・救助活動にあたり、熱海市は新たに2人の死者を発表、今回の土石流に関連する犠牲者は4人となった。