厚労省 コロナ治療「カクテル療法」承認 国内4例目

厚生労働省は7月19日、中外製薬(本社:東京都中央区)が申請していた新型コロナウイルス治療の「カクテル療法」で使う新薬について、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づいて正式に薬事承認した。この療法では2種類の抗体「カシリビマブ」「イムデビマブ」を組み合わせて点滴薬を投与する。
国内では重症化リスクを持ち、酸素投与を必要としない入院患者を対象に使用する。7月20日から各地の医療機関へ配送を始める。コロナ治療薬では国内4例目で、軽症者対象の治療薬として初の承認。