クレハ 中国・常熟市でPVDFの設備増強 LiB需要増で

クレハ(本社:東京都中央区)は7月20日、中国法人で完全子会社の呉羽(常熟)フッ素材料有限公司(所在地:中国江蘇省常熟市)が、常熟市内の新材料産業園区にフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)の製造設備を新設すると発表した。急速に拡大する車載用リチウムイオン電池(LiB)の需要に応える。第1期の年産規模は約1万トン。2024年春に完工、夏に稼働する予定。
クレハグループのPVDF生産は、いわき事業所で年産約6,000トン、中国の当該子会社で年産約5,000トンの製造設備を保有している。