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地域で高齢者を支える社会へ、連絡協議会設立

◎地域の関係団体が連携し、看護・保育・介護人材を育む体制の整備を

複数の大手シンクタンクの分析によると、加速する高齢社会の進行に伴い、わずか8年後の2025年には、在宅介護はもちろん、施設に入りたくても入れない「介護難民」や、単身世帯のためケアする人がいない「死に場所難民」が数十万人単位で巷にあふれる可能性があるといわれます。そんな悲劇的な事態はどんなことがあっても回避しなければなりません。
早急に地域完結型のケアシステムを構築するほかありません。
現在、進行中のプロジェクトです。この他に数地区での連絡協議会の設立を考えています。ぜひご賛同頂き、ご連絡をお待ちしております。
どの世代にも暮らしやすい街づくりに向けて、大阪府下・北摂地区、大阪市内南部、大阪府下・北河内地区で、地域完結型医療・介護連携のケアシステム構築を目指し、その活動の中核組織となる「連絡協議会」が発足、あるいは発足に向けて準備が進められています。

①政府の構想に基づくODA(政府開発援助)国家プロジェクトの推進。こちら参照▼
②外国人留学生(海外の政府と提携先日本語学校と連携した育成プロジェクト)の推進。こちら参照▼
③働き方改革、短時間労働を考える(医療・介護・保育の短時間労働 マッチングサイト構築)こちら参照▼
④教育機関との連携、人材のすそ野の拡大を進め、多様な人材の参入促進を図る。(学校法人 大阪滋慶学園 他)こちら参照▼
介護・福祉News

  • 農研機構が果実のパック詰めロボット開発 4割省力化 2014年11月28日 農研機構が果実のパック詰めロボット開発 4割省力化 農研機構生物系特定産業技術研究支援センターは11月26日、ヤンマーグリーンシステムと共同で、軟弱なイチゴの果実を傷つけずにパック詰めできるロボットを開発したと発表した。最大で6個の果実を同時に扱う。手作業に比べパック詰め作業を約40%省力化できる。2015年4月からヤンマーグリーンを通じて発売する。ロボット単体で500万円程度。
  • 近畿大 イネの白葉枯れ病菌増殖の仕組み解明 2014年11月22日 近畿大  イネの白葉枯れ病菌増殖の仕組み解明 近畿大学農学部サイエンス学科の川崎努教授らの研究グループは、イネの病害の一つである白葉枯れ病菌が増殖する仕組みを解明した。病原菌のエフェクターと呼ばれるたんぱく質をイネの細胞内に送り込むことで、免疫応答を阻害し感染を拡大する。今回の研究で白葉枯れ病菌のエフェクターの種類を特定。イネの細胞に含まれる免疫たんぱく質に直接結合し、酵素活性を妨げることを突き止めた。エフェクターの分泌を抑える薬剤が見つかれば、白葉枯れ病菌に含む細菌病の解決に貢献できる。イネの細胞に含まれる免疫たんぱく質「OsPUB44」が、ユビキチンと呼ばれるたんぱく質を付加することで、免疫応答を制御する酵素であることが分かった。
  • 真鯛に伊予柑の香り 愛媛県研究センターが加工技術開発 2014年10月28日 真鯛に伊予柑の香り 愛媛県研究センターが加工技術開発 愛媛県農林水産研究所水産研究センター(愛媛県宇和島市)は、養殖真鯛(マダイ)に伊予柑(イヨカン)の香りを効率よく加える技術を開発した。ジュースの製造時に回収されるイヨカンの精油を飼料に少量加えた。年内にも出荷が始まる見通しだ。 飲料製造会社のえひめ飲料(松山市)と共同で開発した。イヨカンの果皮に含まれる精油を使う。マダイの重さの0.1%分にあたる精油を飼料に加えると、魚の脂肪分に香り成分が移る。出荷の2週間前からイヨカンの精油を加えた飼料を与え始めれば、いけす内のマダイに行き渡るとみている。
  • 植物と真菌類が根で共生する構造解明 京大大学院など 2014年10月25日 植物と真菌類が根で共生する構造解明  京大大学院など 京都大学大学院人間・環境学研究科の東樹宏和助教らの研究グループは、植物とキノコやカビなどの真菌類が根で共生する構造を解明した。特定の植物種としか共生しないものや、解析した植物種の大半と共生する真菌類があったという。今後、真菌種の役割を評価する技術を開発し、生物種同士の複雑なネットワーク構造を調べる手掛かりにするのが狙い。 東樹助教らは、生物名をDNAに基づいて特定する手法「DNAバーコーディング」を用いて、植物間で真菌類が共有されているか調べた。こうした複雑な関係性を解明すると農地での植物種を育成する際、共生ネットワークをどのように構築しているかを効率的に解明できるとみている。 今回の研究はブラジルのサンパウロ大学、デンマークのオーフス大学、米カリフォルニア大学などと共同で実施。成果は英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
  • ヨーグルトから乳酸菌を抽出 東京工科大が成功 2014年10月25日 ヨーグルトから乳酸菌を抽出  東京工科大が成功 東京工科大応用生物学部の西野智彦准教授らは、ヨーグルトの塊から乳酸菌を生きたまま分けることに成功した。原料の脱脂粉乳由来のカゼインを密度勾配遠心分離法で除き、条件を調整し、菌をを100%回収できた。これにより実際のヨーグルト中の乳酸菌による特性研究の進展などが見込まれる。 乳酸菌は研究室の培地で培養して研究するのが一般的。しかし、市販ヨーグルトは牛乳の脱脂粉乳を原料に乳酸菌で発酵させてつくられる。ただ、今回は密度勾配をつくる試薬を活用した遠心分離で密度の低いカゼインを除き、密度の高い乳酸菌を取り出した。
  • グレープフルーツが体重増を抑制 米カリフォルニア大 2014年10月24日 グレープフルーツが体重増を抑制 米カリフォルニア大 米カリフォルニア大学バークレイ校の研究者らは、グレープフルーツジュースには体重増加を抑え、血糖値を下げる効果があるという論文を発表した。研究グループは12匹のマウスを、2つのグループに分け高脂肪食を与えながら、一方にグレープフルーツを、もう一方には水を飲ませ、体重や血液の変化を調べた。100日後に比べると、グレープフルーツジュースのグループは体重増加が18%低く、空腹時血糖値も13%低かった。ジュースの含まれる「ナリンギ」という成分に血糖値を下げる効果があることは確認できた。
  • トマトの糖度、近赤外線照射で測定 シンフォニア 2014年10月24日 トマトの糖度、近赤外線照射で測定  シンフォニア シンフォニアテクノロジーはトマトの糖度を、非接触で測定する装置を開発した装置内で近赤外線を照射し、透過率から甘さを測る。栽培農家の経験にたよりことが多かった甘さの判定を機械化し、信頼性を高める。同社は近くハウス内の温湿度などの管理を自動化する機器を海外展開する方針。

介護予防 医療法人社団てんわかかりつけ医院理事長兼院長 馬場 清志氏監修
医療のプロが勧める“介護予防”指南 医療法人社団てんわかかりつけ医院理事長兼院長 馬場 清志氏監修

65歳以上の5人に1人は認知症、そして残る4人のうち1人は認知症予備軍です。
認知症を予防するため「MCIスクリーニング検査」をお勧めします。
 アルツハイマー病はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊することで発症します。「MCIスクリーニング検査」は、アルツハイマー病の前段階であるMCIのリスクをはかる血液検査です。MCIとは軽度認知障害のことで、健常者と認知症の中間の段階を指します。
私たちの体には、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドベータペプチドが脳内に蓄積しないよう排除する仕組みや、その毒性を弱める仕組みが備わっています。その仕組みにはアポリポタンパク質や、免疫に関わる補体タンパク質、アミロイドベータと結合して、その作用を抑制するトランスサイレチンなどが関連しています。

MCIスクリーニング検査とは
 「MCIスクリーニング検査」とは、右記の3つのタンパク質の血中量を測定することで、アミロイドベータペプチドに対する抵抗力をはかるものです。検査は採血のみです。
こんな方にお勧めの検査です
①50歳代以上の方
認知症発症者数は70歳代で急激意増えることが分かっています。発症の約20年前からアミロイドベータペプチドの蓄積が始まるため、自覚症状がなくても検査をお勧めします。
②認知症への不安を抱いている方
健康診断と同様に、定期的に検査を受けることで、ご自身の状況を確認できます。
③ご家族が異変に気付いた場合
軽度認知障害(MCI)の状態では、本人にも物忘れの自覚がありますが、ご家族が以前と様子が違うと気付いたときには、検査を受けることをお勧めします。
④肥満や糖尿病など、生活習慣病の恐れがある方

遺伝子で認知症リスクが分かります。
認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)や高齢者の認知機能低下に関与するといわれている遺伝子の一つに、アポリポタンパクE(ApoE)をつくるAPOE遺伝子があります。アルツハイマー病になりやすい体質かどうかを知る検査が「APOE遺伝子検査」です。
検査は採血のみです。

MCIスクリーニング検査、APOE遺伝子検査を希望される方は、下記へご相談ください。