25年度JASRAC徴収額 4年連続過去最高を更新

作詞・作曲家らに代わって楽曲の著作権使用料を徴収する日本音楽著作権協会(JASRAC)は5月20日、2025年度の徴収額が前年度比5.4%増の1,523億2,000万円に上ったと発表した。この結果、4年連続で過去最高を更新した。 分野別の最多は、ネットの音楽配信サービスや動画配信サービスなどの「インタラクティブ配信」で、同9.6%増の618億2,000万円だった。

今こそ超大国の拒否権に”制限”の本格論議を!

国連のグテレス事務総長が5月20日、日本記者クラブで記者会見し、機能不全との批判がある国連安全保障理事会の改革を巡り、「理事国を増やすことが絶対的に不可欠だ」と主張した。また、安保理の理事国にアフリカ、南半球国がいないことを念頭に「発展途上国により大きな発言権を与える必要がある」と強調した。 しかし、今の国連に対する機能不全批判の”元凶”は他にある。グテレス氏は「多国間主義が危機なのではなく、自分たちで紛争を起こし、拒否権を用いて免責される超大国の振る舞いこそが、(国連の)危機的状況なのだ」と批判している。 そこで言いたいのは、国連の抜本的改革の”本丸”は大国の常任理事国がが保有する拒否権に”メス”を入れることだ。このことはすべての当事国はじめ国連関係者らが、十分認識していながら、いや認識しいるからこそ手を付けられない案件なのだろう。とくに当事国ならば、自ら手放すマネはしないだろう。 それほどに、極めて難しいことだが、これしかない。まずは拒否権に”制限”を加えることしかないのではないか。当事国が拒否権を発動したら、それで終わりではなく、例えば出席・参加国の3分の2以上の支持があれば、拒否権を発動できなくするとか、拒否権に制限を加える方法は様々にあるはずだ。 ロシア(ウクライナ侵略)、中国(人権問題)、米国(イラン問題など)などトラブルを抱える国々は、自他ともに大国を自認するならば、自国の利益第一に凝り固まらず、公平な”目線”で判断すべきだろう。それこそが国連のあるべき姿だろう。 大国の横暴には全くチェックの目を向けず、多くの発展途上・新興国の動向だけが監視の対象では不公平極まりない。大国は拒否権が得難い既得権などと考えず、今こそ自戒を込めて、国連改革の本丸=拒否権に制限を、自分たちこそ改革に立ちふさがる悪しき壁になっていることを思い知るべきだ。でなければ、永遠に国連の改革などおぼつかない。

「異種移植」28年にも国内初実施へ, ブタの腎臓

ブタの腎臓をヒトに「異種移植」する臨床試験(治験)する計画が進み、早ければ2028年初頭にも日本国内で初めて実施される見通しとなった。明治大学発ベンチャー」、ポル・メド・テック(本社:神奈川県川崎市)が、2026年度末にも治験届を国に提出する予定だと明らかにした。 種を超えて、臓器を治療に使う異種移植は米国、中国が先行している。日本ではブタからサルなどに移植する動物実験にとどまっていた。 医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験計画を届け出る。人工透析や移植が必要な慢性腎不全の患者で、心臓病など重い合併症のない50〜60代を対象にする。

iPS治療薬 年収770万円で上限負担年53万円   

住友ファームのiPS細胞を使ったパーキンソン病治療薬「アムシェプリ」など2製品が5月20日、保険適用された。年収約370万〜770万円の場合、8月以降の自己負担の年間上限は53万円となる。アムシェプリの治療は秋以降に始まる見通しだ。日本が世界に先駆けて、再生医療の普及を目指す。

銀行預金 首都圏に5割超集中, 相続で地方→都市部

日銀の統計によると、2025年度末の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の預金量は計523兆1,339億円に上り、日本全体の50.7%を占めた。 これは地方に住んでいた親の死去に伴い、都市部在住の子供世代に財産が相続されることなどで、結果的に人口が集中しつつある首都圏に預金が流入しているもの。預金量の地方間格差が広がれば、地方銀行の経営基盤が弱体化する恐れがある。このデータにはゆうちょ銀行や信用金庫は含まれていない。 都道府県別の預金量は東京が394兆円余と突出し、全国の約4割が集中。神奈川は約53兆円、埼玉は約38兆円、千葉は約37兆円だった。統計が残る1998年度末の首都圏の預金量は181兆7,634億円だったが、2025年度末には2.9倍に拡大。東京は3.2倍に伸びた。首都圏の預金量が全体に占める比率は1998年度末の39.3%から年々上昇している。

中ロ首脳 米国の覇権主義を批判 エネ協力拡大

中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は5月20日、北京で会談した。両首脳はエネルギー・貿易など40件の強力に合意した。対面での中ロ首脳会談は8カ月ぶり。 両氏は、関税政策やイランへの軍事作戦を続けるトランプ米政権を厳しく批判。採択した共同声明で「世界は国際社会の分裂と(弱肉強食の)ジャングルの法則に回帰する危険性がある」と警告している。

4月貿易黒字3,019億円 中東原油輸入量67%減

財務省が5月21日発表した4月の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3,019億円の黒字となった。黒字は3カ月連続。前年同月は1,495億円の赤字だった。 輸出額は10兆5,073億円で前年同月比14.8%増えた。増加は8カ月連続。中国向けの半導体などの電子部品やボイラーなど原動機の伸びが支えた。 輸入額は同9.7%像の10兆2,054億円。アジアからの半導体などの電子部品や韓国からの灯油など石油製品の輸入が増えた。中東情勢の悪化を受け、目立ったのは中東からの輸入量の減少で、前年同月比67.2%減の384万キロリットルにとどまった。金額では55.5%減の3,832億円だった。

4月訪日外客369万2,200人で3ヵ月ぶり減少

日本政府観光局の推計によると、4月の訪日外国人客は前年同月比5.5%減の369万2,200人だった。減少は3カ月ぶり。 国・地域別にみると、最も多い韓国が同21.7%増の87万8,600人、次いで台湾が同19.7%増の64万3,500人。中国は同56.8%減の33万7,000人と減少傾向が続いている。

IEA 世界のEVシェア 26年3割に拡大を予測

世界エネルギー機関(IEA)は5月20日、世界の電気自動車(EV)市場に関する最新の報告書を公表した。2026年の自動車販売に占めるEVのシェアは、2025年の2.5割から約3割に拡大すると予測している。

エヌビディア2〜4月期売上高85%増 過去最多

エヌビディアは5月20日、2026年2〜4月期の決算を発表した。売上高が前年同期比85%増の816億1,500万ドル(約13兆円)、純利益が3倍超の583億2,100万ドルで、売上高、純利益とも市場予想を上回り、四半期として過去最高を記録した。 AI(人工知能)関連の、同社が圧倒的シェアを誇る先端半導体の旺盛な需要を受け、力強い収益の伸びが続いていることを示した。