作家の佐藤愛子さん, 老衰で死去102歳

「戦いすんで日が暮れて」「血脈」などの小説で知られ、エッセイストとしても活躍した作家の佐藤愛子さんが4月29日、老衰のため死去したことが分かった。102歳だった。告別式は近親者のみで執り行った。喪主は長女、杉山響子さん。 1923年、大阪府生まれ。1969年、「戦いすんで日が暮れて」で直木賞を受賞。父で作家の佐藤紅緑、異母兄で詩人のサトウハチローら佐藤一族の壮絶な生涯を描いた大河小説「血脈」は12年かけて完成させ、2000年に菊池寛賞を受賞した。エッセイストとしても知られ、「九十歳、何がめでたい」はベストセラーとなった。

旧人 石器使い虫歯治療していた 5万9,000年前

ロシアなどの研究チームが5月13日、米科学誌プロスワンに、旧人ネアンデルタール人が小型の石器を使って虫歯を治療していたとみられる化石を見つけたと発表した。歯は約5万9,000年前のもので、同チームは本格的な虫歯治療を施した最古の事例だとしている。 歯は下顎の奥歯で、ロシア・南シベリアのアルタイ山脈にある洞窟で発見。性別は不明の成人のもの。歯髄に届くほどの深い穴が開いていた。偶然できた損傷ではなく、治療によって意図的に施されたものだとチームは分析した。そして、治療後もこの人物は長期間生存したとみられるという。 チームは、虫歯治療にあたって「痛みの原因を診断し、適切な石器を選ぶ必要があった」と指摘。ネアンデルタール人が「洗練された認知能力を持っていたことを示している」としている。

米NYで中国”秘密警察署”運営の男に有罪判決

米国・ニューヨークの連邦地裁の陪審は5月13日、中国の”秘密警察署”を市内で運営していた中国系米国人、ルー・ジアンワン被告(64)に有罪判決を下した。 同被告は、中国政府に民主活動家の情報などを渡していたといわれ、最大で30年の禁錮刑を科される可能性がある。

ホンダ”脱エンジン”目標撤回, HV15車種投入

ホンダの三部敏宏社長は5月14日、事業戦略説明会を開き、2040年に新車をすべて電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)にする”脱エンジン”目標を撤回すると発表した。 これは自動車市場主力の北米で、トランプ政権の政策転換に伴うEV需要の減速を見据えたもの。この方針転換を受け、代わってハイブリッド車(HV)に注力し、2029年までに15車種を投入する方針を示した。

クマ撃退装置「モンスターウルフ」に注目

各地でクマ出没が相次ぎ、人身被害を含め事態が深刻化する中、オオカミに似せたユニークな撃退装置「モンスターウルフ」が注目を集めている。このオオカミを模したロボット装置を開発したのは、北海道奈井江町の機械部品加工業、大田精器。 赤外線センサーでクマ、シカ、イノシシなど獣を感知すると、50種類の工事現場並みの大音量とLED(発光ダイオード)ライトによる大光量で威嚇する仕組みだ。 人里にクマが相次いで出没するようになって、問い合わせが殺到。今年は例年の3倍以上の注文が寄せられているという。同社は元々、シカの食害に悩む地元農家のため、2016年から開発に取り組み、すでに380台以上を出荷していた実績がある。

紳士服業界で初の首位交代 AOKI, 青山商事抜く

紳士服業界の2強の売上高が2026年3月期決算で初めて逆転した。長く首位を占めていた青山商事の売上高は、前年同期比3.4%減の1,890億円にとどまった。これに対し2位だったAOKIホールディングス(HD)な同1.0%増の1,945億円となり、青山商事を抜いた。 ただ、この2強の戦いは紳士服市場の戦いだけではない。というのも、本業の紳士服市場は、オフィスのカジュアル化によって”スーツ離れ”に歯止めがかかっていないからだ。このため、事業多角化の推進によるアパレル以外の事業の成長性にかかっている。

iPS製品 パーキンソン病治療で初の保険適用

中央社会保険医療協議会(中医協、厚生労働相の諮問機関 )は5月13日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療製品で、パーキンソン病の治療に用いる「アムシェプリ」の公的医療保険適用を20日付で承認した。 国内の薬価(公定価格)は約5,500万円に決まった。iPS細胞由来の再生医療製品の保険適用は初めて。医療現場での使用が始まる見通し。 住友ファーマのアムシェプリはiPS細胞からつくった神経細胞で、脳内に移植して運動機能の改善を図る。

トランプ氏「習氏がイランに武器供与せぬ」

トランプ米大統領は5月14日、米FOXニュースのインタビューに答え、中国の習近平国家主席との会談で、イランを巡り交わしたやり取りを明らかにした。主な要点は、習氏が①イランに武器を送らないと約束した②戦闘終結やホルムズ海峡の開放に向けて協力を申し出たーなど。

米中首脳 台湾巡り協議 習氏「対応誤れば衝突」

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は5月14日、9年ぶりに北京で会談した。中国外務省によると、習氏は台湾問題について「適切に処理できなければ両国は対立・衝突し、中米関係を極めて危険な境地に王こむことになる」と警告した。 一方、米ホワイトハウス当局者が会談後に記者団に説明した会談内容には台湾問題は含まれなかった。

ホンダ上場来初の最終赤字4,239億円, EV損失

ホンダが5月14日発表した2026年3月期の連結決算(国際会計基準)は、売上収益が前年同期比微増の21兆7,966億円、最終損益は4,239億円の赤字(前年同期は8,358億円の黒字)だった。同社の最終赤字上場以来初めて。 営業損益は4,143億円の赤字。電気自動車(EV)関連損失は減損損失や部品メーカーへの補償金などを合わせ計1兆5,778億円に上った。 2027年3月期の最終損益については、2,600億円の黒字になる見通し。