大阪W選の無効票 58万票余 28億円無駄遣い

衆院選とともに2月8日投開票された大阪府知事、市長のダブル選挙で、有権者の間でこの時期に”全く必然性のない選挙”と指摘されたことを反映して、無効票が異例の多さに上ったことがわかった。 28億円もの費用をかけ、大阪府政、大阪市政の職責をほぼ放棄し、職権を半ば私物化した、大阪維新の会の代表、吉村氏、副代表、横山氏が仕掛けた所業だった。今回のやり方は、どう考えても府民・市民の”怒り”を買ったことは間違いない。 その結果、知事選は前回の無効票の6.2倍の41万6,783票、市長選は3.1倍の17万620票に及んだ。大阪府民・市民にとっては必要性を感じない、いわば府民・市民の想いを無視した選挙だったことを浮き彫りにした。 今回のダブル選挙は、大阪維新の会が急遽、3度目の大阪都構想の住民投票を実施したいからと、党内部でも協議したことさえないまま、まさに吉村知事と横山市長の2人が暴走、ほぼ独断で進めた企みだった。 このため維新以外の主要政党は、ダブル選を「今やる大義が全くない」などとして、いずれも候補者の擁立を見送った。また、実施に伴って発生する28億円もの費用の無駄遣いが指摘されていた。

国の借金 25年末で過去最大の1,342兆円

財務省は2月10日、国債と借入金、政府短期証券を合わせた国の借金が2025年末時点で1,342兆1,720億円になったと発表した。残高は2024年末から24兆5,355億円増え、過去最大を更新した。国債発行に依存する構図が続いている。 高市政権は「責任ある積極財政」を掲げており、衆院選の歴史的大勝を受け、債務が今後も膨張し続ける恐れがある。

スノーボード女子で村瀬が初の金メダル

ミラノ・コルティナ冬季五輪第4日は2月9日、スノーボード女子ビッグエアで前回北京五輪3位の村瀬心●(木へんに花)が初の金メダルを獲得した。スノーボード女子では日本勢初制覇。 ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルでは二階堂蓮が銅メダルを獲得、連覇を狙った小林陵侑は8位だった。 スピードスケート女子1000mは、前回の覇者、高木美帆は終盤伸びきれず、銅メダルだった。高木は3大会連続のメダル獲得で、夏季大会を含む日本女子最多の8個のメダルとなった。

香港アップル・デイリー創業者に懲役20年

香港の高等法院(高裁)は2月9日、民主派新聞、「リンゴ日報(アップル・デイリー、廃刊)の創業者で、香港国家安全維持法(国安法)違反の罪で有罪判決を受けた黎智英(ジミー・ライ)氏(78)に懲役20年の量刑を言い渡した。即時釈放を求める欧米などから批判が強まる可能性がある。

自民党 小選挙区の86%で勝利, 首都圏79勝1敗

2月8日の衆院選での自民党の圧勝ぶりが明らかになった、自民党は289ある小選挙区の86%にあたる249選挙区勝利した。東京など全国31都県で議席を独占した。比例代表は67議席を押さえ、定数の全465のうち316議席を確保した。単一党による衆院の占有率は戦後最高の68%となった。

自民党勝たせすぎ?リスク潜む有権者の”甘さ”

衆院選で高市自民党が316議席を獲得、連立を組む日本維新の会の36議席と合わせ与党として352議席となった。自民党が、若い世代をはじめすべての年代で高い支持を集めたという。 ただ、これではあまりにも有権者の判断が、高市人気・ムードに流され過ぎていないか。もっと端的にいえば高市自民党に甘すぎないか。かつての自民党の、民意とはかけ離れた政策の”暴走”のリスクがあることを、覚悟して置かざるを得ない。 公示前は、高市人気に好意的な見方をしている人でも、そうはいっても”政治とカネ”の問題は、政治献金の処理を含め、何も決着していないし、果たしてこのままでいいのか?と指摘する人はいた。ところが、この結果だ。これなら参院で否決されても、今回3分の2以上の議席を獲得したことで、衆院で再可決すれば法案が通せるようになる。 これで自民党内では裏金議員らも「”禊(みそぎ)”は終わった」とばかり、野党との十分な協議や審議も行わず暴走する場面も出てくるに違いない。 一時は”解党的出直し”を掲げながら、実際には何も改革などに着手もしていない自民党に、表紙がこれまでとは違う女性の高市氏変わったとはいえ、ここまで勝たせては自民党に、どうぞお好きにと、”白紙委任状”を与えたに等しい。 今回の選挙では、高市内閣の高い支持率に乗じ、自民党は前回選挙では公認せず落選した裏金議員を救済すべく、旧統一協会とのつがりのあった、少々”グレー”がかった人も含め、すべて公認、大挙して候補者を擁立した。これが奏功し、一気に大幅な議席回復、いや歴史的勝利につながった。日本の有権者の民度や意識の低さに付け入った、高市自民党の作戦勝ちだった。 野党にとっては手も足も出ない今。驕り高ぶることのない、今後の”責任ある積極財政”を掲げる高市氏の政権運営の真の実力、生活者目線に立った政策や、法案の審議プロセスなどにその本気度が試される。注視したい。

中道 野田・斉藤両代表辞任, 2/13新代表選出

衆院選で惨敗した中道改革連合は2月9日、役員会を開催し、執行部の刷新など今後の対応を協議した。笠浩史共同国対委員長は役員総会終了後に、「(野田・斉藤)両代表から、今回の敗北の責任を取って代表を辞任したい」との申し出があったことを明かした。そのうえで、笠氏は①11日に議員総会を開催して代表選の実施スケジュールを確認する②12日に代表選の告示、13日に代表選を実施するーーなどを了承したと説明した。

中道など野党の要職務めた議員落選相次ぐ

2月8日投開票が行われた衆院選挙で高市自民党が歴史的勝利を収めた。その結果、中道改革連合を筆頭に、野党でそれぞれ党の重鎮や要職を務めた議員らが相次いで落選する事態となった。 中道からみると、小沢一郎(岩手3区)、安住淳(宮城4区)、玄葉光一郎(福島2区)、枝野幸男(埼玉5区)、海江田万里(東京1区)、吉田晴美(東京8区)、長妻昭(東京27区)、江田憲司(神奈川8区)、笠浩史(神奈川9区)、岡田克也(三重3区)、馬淵澄夫(奈良1区)、逢坂誠司(北海道8区)の各氏など。日本維新の会では前原誠司(京都2区)、減税日本・ゆうこく連合で原口一博(佐賀1区)、河村たかし(愛知1区)、れいわ新選組で大石晃子(大阪5区)の各氏らの再選が叶わなかった。

フィギュア団体 日本銀メダル 米国に肉薄

ミラノ・コルティナ冬季五輪第3日は2月8日、フィギュアスケート団体で高いレベルで健闘、日本は2大会連続となる銀メダルに輝いた。最終種目を残し、首位の米国に並んだが届かず、米国が連覇した。 フリーでペアの三浦璃来、木原龍一組、女子の坂本花織がいずれも1位となり、順位点で米国と並び首位にたった。だが、最終書目の男子フリーで佐藤駿が、米国のイリア・マリニンにわずかに及ばなかった。

25年実質賃金1.3%減, 4年連続マイナス

厚生労働省が2月9日発表した2025年の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所対象)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年比1.3%減少した。マイナスは4年連続。各産業界で高水準の賃上げがあり、名目賃金は2.3%増えたものの、コメ価格の高騰など諸物価の上昇に追い付かなかった。 名目賃金にあたる1人あたりの現金給与総額は35万5,919円だった。伸び率は前年の2.8%に続き2%を上回った。2年連続の2%超えはバブル期の1992年以来、33年ぶり。春季労使交渉の賃上げ率は2024年、2025年は5%を超えた勢いを反映した。 基本給にあたる所定内給与は2.0%増の26万7,551円だった。総実労働時間は、パートタイム労働者の比率の高まりにより、月平均で135.0時間と1.4%減った。 2025年の消費者物価指数の上昇率は3.7%で、前年より0.5ポイント高かった。生鮮品をはじめとした食料品の上昇が全体を押し上げた。中でもコメ価格の上昇率は67.5%に達し、食料品全体も6.8%上昇した。