高校野球7イニング制検討で国民スポーツ大会で実施
日本高校野球連盟(高野連)は、夏の暑さ対策などとして検討を進めている7イニング制導入の是非を巡り、この一環として滋賀県で開かれている国民スポーツ大会で、沖縄尚学、地元の綾羽高校、山梨学院、香川の尽誠学園など全国の8チームが出場して7イニング制の試合が始まった。9月29日の初日は、1回戦4試合が行われた。
高野連は今回出場した選手や監督に、意見を聞いたり競技の運営を検証し、今後の議論に生かして、12月までに方針をまとめることにしている。
国際大会や野球が盛んな多くの国では、高校生の年代の試合は7イニング制が主流となっている。高野連によると、米国、ドミニカ、韓国、台湾などでは、高校生の年代は7イニング制で行われているという。
万博にまだ難題 未払い問題絡み閉幕後の解体工事の行方
大阪・関西万博は9月27日時点で、一般入場者の累計が2,220万人に達し、運営費の黒字の目安としてきた2,200万人を超え、関係者らは安堵の表情だが、実はまだ大きな難題が控えている。海外パビリオンの工事代金の未払いに伴い、万博閉幕後の解体工事の行方が定まらず、問題を抱えている海外パビリオンが少なくないからだ。
解体工事業者などからなる団体が9月26日、博覧会協会に万博が閉幕した後に、新たな”未払いトラブル”が発生しないように申し入れを行った。同協会などによると、海外パビリオンの建設・工事を巡り、工事代金の未払いトラブルが生じている海外パビリオンは合わせて12館あり、各国が独自で建設しているパビリオンの約4分の1にあたる。
万博会場は閉幕後、自国建設の海外パビリオンは2026年4月までに解体を終えて更地にされる計画。しかし、大阪府解体工事業協会によると、近畿地方では産業廃棄物の処分場が万杯近くになっていることなどから、スケジュール通りに解体工事が進まない恐れがあるという。となると、工期が遅れ、予期せぬ費用の上振れが起きて、費用の”未払いトラブル”につながる可能性があるとの指摘もある。
万博の成功は、解体工事が完了するまで最終判断はできない。一般入場者やチケット販売が目標をクリアしたから成功と浮かれていてはいけない。最悪1年後も解体工事が終わらないパビリオンや建造物が残っていることも…。想定外の”汚点”になる可能性があるのだ。
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自民党の”解党的出直し”はどうなった, 総裁選で言及なし
自民党の総裁立候補者5人による動向は連日マスコミで報道されているが、少数与党の今、野党との連立の可能性を考慮、各候補が突出した政策は控え気味にしているため、その主張に大きな差はなく、こんな選挙戦続ける意味があるのかと言いたくなる。そして、何よりも優先して論議されなければならないはずの論点が、決定的に欠けている。
同党が”石破おろし”に伴い、前倒しのフルスペックでの総裁選に向けて、有権者に対し掲げていた”解党的出直し”の論議が全くなされていないのだ。これはどうしたことか。掛け声だけだったのか。候補者5人から全く言及がなかったら、マスコミがなぜ議題にすることを求めないのか?それが、マスコミの使命・責任ではないのか、健全なジャーナリズムのあり方ではないのか。
個々の日々の暮らしに直結する物価高対策はじめ、経済、外交ももちろん大事なことだ。だが、先の参院選で数百万票もの支持を失った同党が、解党的出直しを掲げた以上、まず「我が党はこう変わります」と自ら積極的に有権者に訴えることが当たり前のことだろう。でなければ、支持が回復することなど全く望めないはずだ。
ところが、解党的出直しに関する各候補の考え方、主張は一切出ず、言葉の端にも出てこない。相変わらず、その本質は”表紙”替えの総裁選なのかと勘ぐりたくなる。これでは党の再生など望むべくもない。