橋幸夫 肺炎で死去 82歳「潮来笠」「いつでも夢を」

「潮来笠」や「いつでも夢を」など数多くのヒット曲で知られる歌手の橋幸夫さんが9月4日、東京都内の病院で肺炎のため亡くなった。82歳だった。 橋さんは東京都の出身で、17歳のときに「潮来笠」でデビュー。この曲が大ヒットし、日本レコード大賞の新人賞を受賞し、一躍、人気歌手となった。その後、吉永小百合さんとデュエットした「いつでも夢を」などヒット曲を連発した。同じ時期にデビューした舟木一夫さん、西郷輝彦さんとともに歌謡界の「御三家」と呼ばれ、一世を風靡した。このほか、ヒット曲に「恋をするなら」「恋のメキシカン・ロック」「霧氷」「江梨子」などがある。

阪神 史上最速で2年ぶり7度目のリーグ優勝達成

阪神が9月7日、甲子園球場で広島を2−0の完封リレーで下し、2リーグ制後、史上最速で2年ぶり7度目のリーグ優勝を達成した。藤川球児監督(45)は球団創設90周年目のシーズンで、球団初の就任1年目でリーグ制覇を果たした。 今シーズン、セ・リーグは2位以下の5球団が勝率5割に満たない異常な不振の中で、阪神は投打のバランスが良く、とりわけ安定した投手陣に支えられ、”ぶっちぎり”の優勝だった。

テスラ マスク氏に150兆円規模の巨額報酬案

米電気自動車(EV)大手テスラは9月5日、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対する新たな巨額報酬案を示した。これは、同社が掲げる特定の成長目標を達成すれば、今後10年間で約1兆ドル(約148兆円)相当の報酬を付与するというもの。11月6日の株主総会で承認を求める。

上地結衣 全米オープン 車いすテニスで3回目の優勝飾る

テニスの四大大会、全米オープンの車いすの部、女子シングルス決勝で上地結衣選手が、中国の李暁輝選手と対戦した。第1セットを0−6で取られる苦しいスタートだったが、セットカウント2対1(0−6、6−1、6−3)の逆転勝ちで8年ぶり3回目の優勝を飾った。

小田凱人 全米オープン初優勝”生涯ゴールデンスラム”達成

テニスの四大大会、全米テニスの車いすの部、男子シングルスの決勝で、小田凱人選手がアルゼンチンのグスタボ・フェルナンデス選手と対戦。大激戦の末、セットカウント2対1(6−2、3−6、7−6)で勝ち、全米オープン初優勝した。 小田選手は昨年のパリパラリンピックで金メダルを獲得しており、この結果、四大大会すべてで優勝したため、車いすテニスでは4人目、最年少の19歳で”生涯グランドスラム”を達成した。

スリランカに円借款で整備された送電線網が完工

国際協力機構(JICA)は9月3日、スリランカ・ハバラナで、円借款で整備された送電線網の完工式を開いた。今回完成した送電線網は、スリランカ中部と西部の最大都市コロンボ近郊間の146kmを結び、送電書も整備した。総事業費は113億円。 日本政府が2024年7月に経済危機に陥ったスリランカへの円借款を再開して以降、工事が完了した円借款事業は初めて。当初は2017年に完成予定だった。 スリランカは2022年に事実上のデフォルト(債務不履行)を宣言し、日本は円借款を停止した。これにより、同国で進められていた計11件の円借款事業の工事の大半が中断していた。

米首都ワシントン 州兵派遣でトランプ政権を提訴

米首都ワシントン(コロンビア特別区)のシュワルブ司法長官は9月4日、トランプ政権による州兵の派遣は違法として連邦地裁に提訴した。ワシントンに展開している州兵の撤収と今後の派遣禁止を命じるよう求めている。シュワルブ司法長官は、声明で州兵の派遣は「大統領の権限をはるかに逸脱する軍事占領」とし、「不必要で望まれていなしだけでなく、特別区とその住民にとって危険で有害だ」と批判している。

自民党”大迷走”収拾, 誰も解党的出直しの中身語らず

自民党の”大迷走”=石破おろしが9月7日、石破首相の辞意表明をもって決着した。この大迷走で、自民党の体質は何も変わっていない。自民党はもはや日本の政治の”舵取り”を担っていける党ではないことがはっきり分かった。 この石破おろしの報道ではっきりしたことがある。新聞・テレビのマスメディアが、ただ永田町の自民党内の動きを報道するだけでこの間、マスメディアとして果たすべき役割・責任を果たしてこなかったのではないか?という点だ。 惨敗という衆参両院選挙の結果、党として”解党的出直し”が必要との声が党内から出たが、マスメディアはその中身・内容を具体的に両院議員や党員に取材し、語らせることを一切しなかった。これまで通り、自民党の総裁交代=表紙替えの報道に手を貸す報道に終止した。石破おろしの前に党として取り組むべきことがあるのではないか?と本気で主張したマスメディアはあったのか。 自民党だけに限らないかもしれないが、国会議員に国の未来を託せる能力がないと分かったら、あるべき、そして取り組むべき方向性、内容を指し示すことがマスメディアの責任、役割ではないのか。

最低賃金 全都道府県で初の時給1,000円超 国が支援

今年度の最低賃金は9月5日までに出揃い、現在よりも全国平均の時給で66円高い1,121円となり、すべての都道府県で初めて1,000円を超えた。 66円の引き上げは現在の制度となった2002年度以降で最大で、国は大幅な引き上げで、実施にあたり特に影響を受ける中小企業や小規模事業者を対象に支援を拡充することにした。 国は9月5日から、職場内で賃金が最も低い従業員について一定額以上の賃上げを行い、生産性向上につながる設備投資を行った場合に、かかった費用の一部を支援する「業務改善助成金」について、申請の対象となる中小企業などを拡大した。 このほか、新製品や新しいサービスの開発にかかる費用を支援する補助金や業務の効率化につながるITツールの導入を支援する補助金についても、対象の企業を拡大する方針。

7月の実施賃金0.5%増 7カ月ぶりプラス ボーナス増

厚生労働省が9月5日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で0.5%増えた。プラスは7カ月ぶり。ボーナスの増加や賃上げが加わり、物価上昇分をわずかに上回った。 名目賃金を示す1人あたりの現金給与総額は41万9,668円と4.1%増えた。ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は12万8,618円と7.9%プラスだった。伸びは6月の4.4%を上回った。