期間限定で阪神タイガースのグリコランナー
江崎グリコは7月28日から江崎記念館(大阪市西淀川区)で、2003年に期間限定で大阪・道頓堀の電光看板に貼り付けた阪神タイガースのユニフォーム姿の「グリコランナー」を展示する。この年、阪神が18年ぶりにリーグ優勝。チームの躍進と景気回復を応援するため、通常は陸上選手姿の看板にかぶせていたという。
外来種ウナギ大量輸入欧州・アジアの規制対象種
財務省の統計や関係者によると、絶滅危惧種に指定され国際取引が規制されているヨーロッパウナギや、地元当局が輸出を禁止しているフィリピン原産の稚魚など、外来種ウナギが大量に日本に輸入されていることが分かった。
ニホンウナギの代替種として、外来種への需要が高まっているためで、環境保護団体からは、規制の網をかいくぐった不透明な取引-との非難の声も挙がっている。財務省の貿易統計によると、2013年11月から14年5月までの間に、ワシントン条約に基づく国際取引規制の対象となり、欧州連合(EU)が輸出を自粛しているヨーロッパウナギの成魚がフランスから中国経由で7万7800㌔輸入されたほか、フィリピンなどで漁獲された成魚の輸入もあった。
農業特区指定の兵庫・養父市で区域会議初会合
国家戦略特区の農業特区に指定された兵庫県養父市で7月23日、政府、自治体、事業者の代表らが出席して区域会議の初会合が開かれた。具体的な事業内容や実施地域などを盛り込んだ計画素案をまとめた。
同特区では9事業者が選定された。今後、農業生産法人の設立を通じた有機野菜などの栽培や農産物の加工、古民家を生かした宿泊施設の整備などを順次始める見通しだ。初会合に出席した新藤義孝総務相は「養父市は準備が早く進んでおり、早期の事業家をバックアップしたい」と話し、次回会合で計画を決定し、秋には事業着手する方針を表明した。
養父市は特区を通じて企業など新たな農業の担い手を呼び込み、市内農地の約1割、230㌶の耕作放棄地の解消を目指す。