月別アーカイブ: 2014年7月

期間限定で阪神タイガースのグリコランナー

期間限定で阪神タイガースのグリコランナー

 江崎グリコは7月28日から江崎記念館(大阪市西淀川区)で、2003年に期間限定で大阪・道頓堀の電光看板に貼り付けた阪神タイガースのユニフォーム姿の「グリコランナー」を展示する。この年、阪神が18年ぶりにリーグ優勝。チームの躍進と景気回復を応援するため、通常は陸上選手姿の看板にかぶせていたという。

大阪府警が危険ドラッグ店へ一斉立ち入り実施

大阪府警が危険ドラッグ店へ一斉立ち入り実施

 危険ドラッグ(脱法ドラッグ)の影響による交通事故や事件が相次いでいることを受け、大阪府警は7月23日、大阪府や近畿厚生局と合同で、危険ドラッグを販売しているとみられる府内の30店への一斉立ち入りを実施した。全店で今後の販売自粛を促す「警告書」を店員に手渡した。

 大阪市の販売店には府警の捜査員ら約10人が立ち入り、店内や商品の写真撮影をした後、警告書を店員に手渡した。

 

 

関経連・関西広域連合がシンボルマーク策定

関経連・関西広域連合がシンボルマーク策定

   関西経済連合会と関西広域連合は、外国人観光客の関西の認知度を高めるために、シンボルマークを策定した。通天閣、姫路城、鳥取砂丘など関西や関西広域連合にかかわる10府県22の観光名所・名産品を花の形にあしらった。9月から自治体や旅行業者、関経連の会員企業らがパンフレットなどで使う。

近畿の上半期の貿易赤字は3.4倍の5826億円に

近畿の上半期の貿易赤字は3.4倍の5826億円に

 大阪税関が7月24日発表した2014年上半期(1~6月)の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5826億円の赤字だった。発電用を中心に原油の輸入額が半期ベースで過去最高の1兆円に達し、赤字額は前年同期の3.4倍に膨らんだ。

6月の外食売上高1.8%減 4カ月ぶりマイナス

6月の外食売上高1.8%減4カ月ぶりマイナス

 日本フードサービス協会(東京都港区)が7月25日まとめた6月の外食売上高は、前年同月比1.8%減った。前年実績を下回るのは4カ月ぶり。大雨などの天候不順が響いて客足が鈍った。比較的高めの商品を扱うファミリーレストランは1.5%増と好調を維持している。ハンバーガー店などのファストフードは3.2%減った。パブレストラン・居酒屋は職場単位の飲み会の減少も受け、7.6%減と大きく落ち込んだ。

マクドナルドが中国製チキン販売停止、タイ製に

マクドナルドが中国製チキン販売停止、タイ製に

 日本マクドナルドは7月28日、「チキンマックナゲット」など中国製の鶏肉商品8種類の販売を中止した。同社がナゲットを調達していた中国の食肉加工会社、上海福喜食品(上海市)が使用期限切れ食肉を使っていた問題で、消費者に中国製の鶏肉商品の不安が高まっているためだ。

メキシコ豚肉輸入拡大 政府が関税優遇も協議へ

メキシコ豚肉輸入拡大政府が関税優遇も協議へ

 政府はメキシコ産豚肉の輸入拡大を受け入れる。メキシコで過去に豚コレラが発生したことを機に始まった輸入規制を大幅に緩和するほか、関税優遇措置も拡充する。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で豚肉の関税を巡って対立する米国をけん制する狙いだ。

 日本の2013年度の豚肉輸入量は74万㌧で、国内消費量の約4割にあたる。輸入分の4割近くが米国産で、メキシコはカナダ、デンマークに次ぐ第4位の約6万㌧。輸入全体の8%。メキシコ産豚肉は業務用が中心。主に外食店のトンカツやハム・ソーセージの原料などに使われ、スーパー店頭などでの販売は少ない。

外来種ウナギ大量輸入 欧州・アジアの規制対象種

外来種ウナギ大量輸入欧州・アジアの規制対象種

 財務省の統計や関係者によると、絶滅危惧種に指定され国際取引が規制されているヨーロッパウナギや、地元当局が輸出を禁止しているフィリピン原産の稚魚など、外来種ウナギが大量に日本に輸入されていることが分かった。

 ニホンウナギの代替種として、外来種への需要が高まっているためで、環境保護団体からは、規制の網をかいくぐった不透明な取引-との非難の声も挙がっている。財務省の貿易統計によると、2013年11月から14年5月までの間に、ワシントン条約に基づく国際取引規制の対象となり、欧州連合(EU)が輸出を自粛しているヨーロッパウナギの成魚がフランスから中国経由で7万7800㌔輸入されたほか、フィリピンなどで漁獲された成魚の輸入もあった。

トウモロコシが4年ぶり安値 好天続き生育順調

トウモロコシが4年ぶり安値好天続き生育順調

 トウモロコシの国際価格が一段と下落している。指標となるシカゴ先物は7月23日の時間外取引で1ブッシェル3.6㌦前後。直近の高値を付けた5月上旬と比べ3割安い。約4年ぶりの安値だ。米国の産地では7月上旬から生育に重要な受粉が順調に進んでおり、豊作の見通しが強まっている。

大豆や小麦も生育は良好で値下がりが進んでいる。豊作になればトウモロコシや大豆を原料にする飼料価格が下落する可能性がある。

農業特区指定の兵庫・養父市で区域会議初会合

農業特区指定の兵庫・養父市で区域会議初会合
 国家戦略特区の農業特区に指定された兵庫県養父市で7月23日、政府、自治体、事業者の代表らが出席して区域会議の初会合が開かれた。具体的な事業内容や実施地域などを盛り込んだ計画素案をまとめた。
 同特区では9事業者が選定された。今後、農業生産法人の設立を通じた有機野菜などの栽培や農産物の加工、古民家を生かした宿泊施設の整備などを順次始める見通しだ。初会合に出席した新藤義孝総務相は「養父市は準備が早く進んでおり、早期の事業家をバックアップしたい」と話し、次回会合で計画を決定し、秋には事業着手する方針を表明した。
 養父市は特区を通じて企業など新たな農業の担い手を呼び込み、市内農地の約1割、230㌶の耕作放棄地の解消を目指す。