月別アーカイブ: 2014年9月

意外にも「朝食は外食」11%増 ファストフード5割

 

意外にも「朝食は外食」11%増  ファストフード5割

調査会社のエスピーディ・ジャパン(東京都港区)によると、消費者が外食店で朝食を摂る機会は、2013年は09年と比べて11.4%増えた。朝食を含むすべての時間帯で外食する機会は同2.1%増にとどまっており、朝型の生活スタイルの浸透などからファストフードなどで朝食を摂る人が増えていることが分かる。

朝食を摂る外食店を業種別にみると、パン店・ベーカリーなどを含むファストフードが49.4%でトップ。ファミリーレストランは5.6%だった。ファストフードの中ではハンバーガー店が20.6%で最も多かった。

住友化学がコメ生産販売に参入 業務用途で

 

住友化学がコメ生産販売に参入  業務用途で

住友化学は9月1日、コメの生産販売に参入すると発表した。コシヒカリ系統の、収穫量が多い品種をコメ生産者に生産委託する。様々な農作物向けにこれまで製造・販売してきた農薬や肥料はじめ、経営管理指導などのノウハウを活用し、農業関連事業を拡大するのが狙い。住友化学のブランド米としてコンビニエンスストアやレストランなど業務用米として販売する。

コメ先物 試験上場後初の8000円割れ 最安値更新

 

 

コメ先物  試験上場後初の8000円割れ 最安値更新

大阪堂島商品取引所で9月2日、コメ先物取引の終値が2011年8月の試験上場後初めて60㌔=8000円を割り込んだ。茨城、栃木、千葉の関東産コシヒカリを標準品とする取引で、12月きり(決済期限が12月)が7860円と最安値を更新した。14年産のコメが順調に生育、新米が出回り始め、供給過剰感が強まったためだ。

関西経済同友会が農業特区の兵庫県養父市を視察

関西経済同友会が農業特区の兵庫県養父市を視察

関西経済同友会の農業改革委員会は9月2日、国家戦略特区の一つ、兵庫県養父市を視察した。関西経済同友会は国内農業強化に向けて、企業参入を推進しており、今回の視察は後継者不足対策として企業を含む「多様な担い手」の導入を進めている養父市の事業を後押しする狙いがある。

視察には村尾和俊代表幹事ら約30人が参加。廃校を活用した無農薬野菜栽培工場や、市が販売に力を入れる「棚田米」の栽培現場などを見て回った。広瀬栄市長との意見交換会では農業市場などでの「養父ブランド」の確立や、同市特産「朝倉山椒」の海外での販売などを提案した。

木徳神糧 台湾「モデル区」屏東農業園区に精米工場

 

木徳神糧 台湾「モデル区」屏東農業園区に精米工場

経済日報によると、米穀事業などを手掛ける木徳神糧(東京都江戸川区)は、台湾屏東農業生物科技園区(屏東県)への進出計画の認可を得て、同区で0.6㌶の用地を借り受けてタンパク質調精米の工場を建設する。投資額は1億台湾元(約3億4800万円)という。

同農業園区は「自由経済モデル区」に組み入れられており、税制面での優遇を受けられることなどから、企業の進出が相次ぎ、今年末までに同区への進出企業は100社を超える見通し。

大商が研究会発足 中小企業のビッグデータ活用後押し

大商が研究会発足  中小企業のビッグデータ活用後押し

大阪商工会議所は、中小企業のビッグデータ活用を後押しするため、「ビッグデータ活用研究会」を発足させた。大商が近畿の各商工会議所に呼び掛け、23商工会議所が参加する。年内に各商工会議所の加盟企業にアンケートなどを実施し、ビッグデータの利用実態や必要な支援策などを調査し、政府や自治体の要望を取りまとめる方針だ。福井を含む近畿2府5県の商工会議所が参加する。

あべのハルカス来館者2220万人 目標100万人下回る

あべのハルカス来館者2220万人 目標100万人下回る

近畿日本鉄道は9月1日、日本一高い「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が全面開業した3月7日から8月31日までの178日間で、展望台や百貨店などの合計来館数が2220万人になったと発表した。約2311万人を目標としていたが、約100万人少なかった。1日平均12万4000人と目標の13万人を下回り、6~8月は12万人弱にとどまった。

陸上で「漁業の工業化」推進 岡山理大・山本准教授

陸上で「漁業の工業化」推進  岡山理大・山本准教授

海上ではなく、内陸部で魚の養殖・研究を手掛ける研究者は、まだ稀有な存在だ。岡山理科大の山本俊政准教授もそんな一人。山本氏が手掛ける、陸上での漁業専用の研究施設では、巨大な水槽の中で大量のウナギやフグが飼育されている。天候や海水汚染などによるリスクを減らした「漁業の工業化」を目指し、飼育技術を磨いている。5月に陸上の巨大水槽で飼育したマグロを初出荷した。

偶然、海水の成分のうち、海生生物が生存するのに不可欠な成分量はごくわずかと分かり、山本氏の研究が始動した。海水から海生生物に不可欠な成分だけを抜き出し、この「漁業の工業化」プロジェクトに活かされている。

吉野家 マレーシアに「吉野家」「はなまるうどん」出店

 

吉野家  マレーシアに「吉野家」「はなまるうどん」出店

吉野家HDはマレーシアに牛丼店「吉野家」と讃岐うどん店「はなまるうどん」を出店する。同国で外食事業などを展開するテクスケムリソーセズバーハット(TRB)と設立する合弁会社が運営する。1号店は2015年前半のオープンを予定。合弁会社は15年2月期中に設立する。出資比率や社名は未定。マレーシア進出により、「吉野家」は海外10カ国・地域、「はなまるうどん」は同2カ国に店舗を持つことになる。